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【りんご】の保存方法は?簡単に皮がむける便利ワザ。エチレンガスを上手に活用を 

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沼津りえ

まとめて購入したりんごは、みずみずしさを長くキープして、おいしく食べきりたいですね。りんごの保存で気をつけたいのは、乾燥させないこととエチレンガスです。料理研究家の沼津りえさんにおいしさ長もちの保存方法を伺います。「1日1個のりんごは医者を遠ざける」といわれるほど、りんごは栄養成分が豊富。余分な塩分を体外に排出する働きのあるカリウムを含むため、生活習慣病の予防にもおすすめです。

常温保存

常温の保存でも長もちします。一つずつキッチンペーパーで包み乾燥を防ぎ、紙袋などに重ならないように入れて冷暗所で保存を。常温で保存の期間は1カ月が目安です。

エチレンガスを上手に活用

りんごはエチレンガスの発生量が多いので、ほかの野菜と同じ場所で保存する場合は注意が必要です。かたいキウイフルーツや柿などと同じ袋に入れて保存すると、追熟が進みやすくなります。例外的にじゃがいもだけは、発芽を遅らせる効果が。

冷蔵・冷凍保存

まるごと冷凍で余さず食べ切りましょう。皮をむかずにまるごとラップで包み、ポリ袋に入れ冷凍・冷蔵を。
エチレンガスを出さないように、ポリ袋に入れておしりを下にして保存するのが鉄則です(ほかの野菜の劣化を防ぐため)。

まるごと冷凍したりんごの保存期間は3カ月が目安。
カットしたりんごの冷凍保存は1カ月が目安です。

解凍方法

ボウルに水を張り、30秒〜1分つけると、手でするりと皮がむけます。

水に30秒から1分つけると……

皮がするりとむけます。

甘さが増して、シャクシャクとした食べ応えに。さらに芯まで食べられます。皮には抗酸化作用のあるポリフェノールがたっぷり含まれています。

冷凍りんごで、りんご即席コンポート

材料と作り方(作りやすい分量)
①まるごと冷凍したりんご1個をポリ袋から出して水に30秒〜1分ほどつけ、ところどころ皮を残して手でむく。それを12等分に切り、芯をとる。
②耐熱ボウルに①を入れ、グラニュー糖30g、レモン果汁・白ワイン各大さじ1、ローズマリー(ドライかフレッシュ)小さじ1/2を加え、全体をまぜる。平にならし、密着させるようにラップをかけ、さらに耐熱ボウルの上にラップをふんわりかける。
③電子レンジで4分ほど加熱し、そのままあら熱をとる。

※少量の水分だけで電子レンジで加熱するので、蒸発しないようラップを二重にする。りんごが少し透き通った感じになればOK。

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【白菜の保存方法】洗わずに冷蔵保存を|芯に切り込みを入れて新鮮さをキープ!


※この記事は『食材保存大全』沼津りえ著(主婦の友社)の内容をWeb掲載のため再編集しています。
※2022年10月21日に配信した記事を再編集しています。

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