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家事は、家電でラクしませんか。一度使ったらやめられない!「食器洗い乾燥機」はマチュア世代のおさんどんの救世主。

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佐藤ゆかり

長引くコロナ禍で“おうち時間”が増えた人は多い。夫の定年で、夫婦ともに家で過ごす時間が増えた人もいます。そこで問題になるのが食事です。実際「夫の昼食作りでイライラ」「おさんどん(台所仕事)でウンザリ」なんて声が少なくありません。家事をラクにする家電製品を紹介する、このシリーズ。今回は、洗い物作業をラクにする「食器洗い乾燥機」に注目しました!

手洗いよりピカピカに!?

3年ほど前のことです。友人との会話で、食器洗い乾燥機(以下。食洗機)が話題になりました。

手洗い派の彼女は、「妹が『我が家は食洗機。手洗いの食器は気持ち悪い』と言うのよ。手洗いのほうがキレイに決まっているでしょ」とプンプン。当時の私はマンションに備え付けられた2002年製の食洗機を使っていました。汚れた食器を入れてスイッチを押すだけでOKの食洗機は、洗い物が減って便利。ただし、卵かけごはんの茶碗は予洗いが必須でしたし、油汚れが落ちずに手で洗い直したことも数知れず。「食洗機は便利だけど、手洗いよりキレイなんてことはなし!」と彼女に同意しました。

ところが、食洗機は驚くほどの進化を遂げていました。

今年(2022年)春、33年を過ごした東京を離れ、夫婦そろって故郷である北海道の札幌市へ移住しました(移住理由は前回の記事を参照ください)。
移住に際し、中古マンションをリフォーム。既存のキッチンに、パナソニックの「食器洗い乾燥機(家庭用)ビルトインタイプNP-45RD9」を取り付けました。これがすごい! 予洗いなしで卵料理を盛った皿もグラスもピカピカ。油汚れもスッキリ。なんと手洗いではとりにくかった紅茶ポットの茶渋まで落ちているではありませんか。

私は、しみじみと思いました。「なるほど、手洗いよりキレイかも」。

3食分をまとめて洗浄+乾燥

もちろん、食洗機のメリットは汚れ落ちだけではありません。

札幌への移住を機に夫は仕事をリタイア。オンライン取材が増えた私も家にいる時間が増えました。おのずと家での食事回数が増え、現在は朝食・昼食・夕食の3食を作っています。それができるのはなぜか。はい、食洗機のお陰です。

我が家が備えたパナソニックの食洗機は、6人分くらいの食器がまとめて洗える大型タイプ。夫婦二人暮らしの1回の食事ででる洗い物では食洗機の半分も埋まりません。そこで朝食・昼食で使った器を、その都度に食洗機の中へ。夕食で出た洗い物とまとめ、食後数時間たったときや油汚れが多いとき用の「強力+乾燥コース」(他に「標準コース」「少量コース」などがあり)でお任せ洗浄しています。つまり、1日1回しか食洗機を回していません。

最初は、「時間がたつことで朝食の汚れが器にこびりついてとれないのでは」と不安を抱えました。でも、魚の皮など残さいや油のかたまりは取り除き、水でササっとゆすいでから食洗機に入れれば強力洗浄で夕食はもちろん、朝食や昼食で使った器もスッキリ。使用後、残さいフィルターに残った食品のくずをブラシできちんと落とせば、食洗機にニオイがつくこともありません。

食器の洗い・すすぎ・乾燥まで、標準コースでおよそ100分、強力コースでおよそ160分。心配していた音も気になるほどではありません。

食洗器をフル活用するようになって洗い物の手間は大幅に減りました。これがなければ「おさんどんで日が暮れる~」となり、家事ストレスでイライラが募っていたはず。家事のイライラは「夫は何もしてくれない」という不満につながりやすいので、食洗機が我が家の夫婦円満に一役を買っているといえるかもしれません(笑)。

パナソニックのビルトイン食器洗い乾燥機「9シリーズ」NP-45KD9A(29万5900円 税込・工事費別)

「9シリーズ」NP-45MD9S(22万4400円 税込・工事費別)

手洗いに比べて省エネ効果が高い

洗い物の手間とイライラを軽減する食洗機。一方で「光熱費が心配」という人も。

使い方によって異なりますが「食器洗い乾燥機(家庭用)ビルトインタイプ NP-45RD9」の場合の使用水量は手洗いの1/7。ガス代も湯による手洗いよりグンと安く、電気代がプラスになってもおトクな計算です(ガスによる湯を使わずに手洗いする場合の光熱費は手洗いに軍配があがります)。

ただし、洗剤には注意したいもの。台所用液体洗剤をたらすのはもちろん、台所用の洗剤をつけたスポンジでの予洗いもNGです。少量でも台所用液体洗剤は大量の泡が発生し、「泡を消すために運転時間が長くなる」と取扱説明書の注意事項として書いてあります。実際、台所用液体洗剤で予洗いすると終了まで時間がかかりました。食洗機は食洗機専用洗剤を使いましょう。

一人暮らしに、工事不要のコンパクトサイズも

もちろん、食洗機は今も進化を続けています。

「パナソニック ビルトイン食器洗い乾燥機9シリーズ」はいろいろな種類がでていて機能もさまざま。洗浄と同時に除菌ができたり、一度に洗える食器の数が増えたり、より節水&省エネになったり。進化を続ける便利家電となっています。

ただし、キッチンに備え付けるビルトインタイプは取り付け工事が必要です。キッチンの形状などによっては取り付けが難しいものもあるかもしれません。

「もっと手軽に導入したい」「一人暮らしなので大きな食洗機は不要」「貸貸なので工事はできない」という人におすすめなのが工事不要のコンパクト食洗機です。

そのひとつが、エスケイジャパンの「Jaime(ジェイム)シリーズ」。これはカウンターでもどこでも置けるコンパクトな食洗機。しかも6ℓの水を給水タンクにそそぎ、シンクなどに水を流すための排水ホースをセットするだけで食器12点と箸やフォークなどの小物12点を高温&水圧でしっかり洗浄し、乾燥までしてくれる優れものです。

エスケイジャパンの最新モデル「食器洗い乾燥機 SJM-DW6A」W378×D412×H 422  5万380円(税込・編集部調べ)

実際、エスケイジャパンのコンパクト食洗機を使っている人に聞くと「工事不要のタンク式なので、設置がとにかくラク」とのこと。そして「『一人暮らしで食洗機なんて不要では』とよく言われるけれど、私は設置してよかった。だって、グラスやマグカップが自分で洗うよりピカピカに。忙しい人はもちろん、料理や家事があまり好きではない人にこそおすすめです」と教えてくれました。

私も含め、「一度、使ったら手放せない」という声が多い食洗機。暮らしや用途に合わせて活用してみませんか。

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