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人生相談室

不安な気持ちに支配されがちな人へ。武田双雲さんの提案。「『ありがとう』を繰り返すと、本当にありがたいことが起こる」

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ゆうゆう編集部

相談3
些細な不満がちり積もって、日々のいらいらが止まりません!

使ったものは元の場所に片づけて」といくら夫に言っても、ものを出しっぱなしに。部屋の片づけは私がすることになります。エコなことや光熱費にも無関心で、夏も冬もエアコンをつけているのに窓をずっと開けっぱなしにすることも。夫のテレワークが増えたおかげで、些細ないらいら、ムカムカの種が増えました。この気持ち、どうなだめたらいいのでしょう。 (58歳・滋賀県)

武田双雲さんの提案  ダメ夫の代表として謝らせてください! 「本当にすみません」

最近ぼくはSNSで「女性の不満をひたすら聴く」という経験をさせていただいています。夫のダメ話は無数にあり、イラつきポイントは無限です。こうやって妻の怒るポイントを知ったぼくでさえ、日常生活で先回りして対処できるかというと全然無理です。女性の能力に追いつけないのです。怒って当然。謝るしかないです。ホント、すみません。

でもね、どんなに怒っても他人は変えられないんです。だからせめて、自分で自分をほめてください。あなたは立派です。よく何十年も頑張りました。イラッとしたら「私ってえらいわ。こんなダメな人の世話をずっとしてきたんだから」と、王者の貫禄を見せましょう。そして、お世話をやめましょう。夫のスペースを決めてその範囲は片づけないとか、 3食のうち1食は作らないとか。夫に全部委ねて旅行に行くのもいいと思います。じわじわと夫の自立を促していきましょう。

相談4
仲よくしている夫婦が妬ましい。 自分と比べてひがんでしまいます 。

4年前に夫を亡くしてから、義母と2人で暮らしています。夫婦で仲よくしている人たちを見ると、とてもうらやましく思います。義妹の家族旅行の話などを聞くと、「私にお母さんの世話をさせておいて自分たちは家族旅行ですか……」などとひがんでしまいます。顔では笑っていますが、心の中では嫉妬心がメラメラです。(62歳・長野県)

武田双雲さんの提案 嫉妬の感情は不幸なときに湧くもの。がまんしすぎないで

あなたはえらい! 夫が亡くなってからも義母の面倒を見ているなんて、本当に立派です。でもね、嫉妬の感情が芽生えているということは、がまんして自分の行動を制限している証拠。「人のために」と自分を押し殺しているときほど、嫉妬が湧き出るのです。人は満たされていないとき、不幸なときに嫉妬するんです。もっと自分を気づかって大事にしてあげてください。

といっても、義妹さんに不満をぶつけると人間関係の修復が大変にな りますよね。ですから笑顔で感じよく、でも行動はダイナミックに。たとえばあなたも1週間のひとり旅に出ませんか? 「そんなの無理!」と思うかもしれませんが、無理じゃない、絶対無理じゃない。とにかく「鳥かご」からいったん飛び出すのです。あなたが不在の1週間で、義母や義妹はあなたが抱えてきたものの大きさを知るんです。まず動きま しょう。何かがきっと変わります 。

※この記事は「ゆうゆう」2022年11月号(主婦の友社)の内容をWEB掲載のため再編集しています。

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