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家事は、家電でラクしませんか③

綿シャツがシワシワで洗い直したことは? 失敗しがちなドラム式洗濯乾燥機は、こう使うと快適!

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佐藤ゆかり

室内干しは洗濯物が邪魔だし、ニオイや湿気が気になるし。室内干しのイライラはもちろん、洗濯物を干したり取り込んだりする面倒さも一挙に解決してくれるのが洗濯・脱水・乾燥までしてくれるドラム式洗濯乾燥機です。ただし、この家電は少々工夫が必要で……。

室内干しのストレスを解消したい!

2022年春、「60代になったら故郷へ戻ろう」と決めていた私たち夫婦は東京から札幌へ移住しました。
移住に際し、悩んだ家事が洗濯です。

東京で30数年を暮らし、洗濯物は外干しが当たり前になりました。逆に梅雨時の室内干しは、もうそれだけでイライラして。

ところが札幌は……。夏は、まだいい。日照時間が短いうえに気温が低く、連日のように雪が舞う時期は外干しができません。実際、11月下旬頃から4月頃まで、マンションを見あげてもベランダに外干ししている家はほぼなし。冬の室内干しが当たり前になり、そのうち通年通して室内干しになった人も多いです。実際、札幌在住の友に聞くと「ずっと室内干し」という声が返ってきました。

でも、私にとって室内干しはイライラのもと。それは避けたい!

そこで移住に伴い、洗濯から乾燥までしてくれる日立の「ドラム式洗濯乾燥機 ビッグドラムBD-SV110G」を購入しました。

家事の負担を減らすはずが、洗濯機の使い方に悪戦苦闘

ドラム式洗濯乾燥機(以下、ドラム式洗濯機)は、洗濯物の量や質などを自動計測して「洗濯→脱水→乾燥」をする優れものです。

ところが、この使い方が意外に難しかった!

「ビッグドラムBD-SV110G」は洗濯量が11㎏・乾燥は6㎏まで可能なので、洗濯は数日分をまとめて。ただし、標準コースで乾燥もお任せにすると厚地のトレーナーやバスタオルまでしっかり乾きますが、薄手の綿シャツやコットンパンツなどシワがつきやすいものはシワシワに。あまりにもシワシワで洗いなおす羽目になりました。
かといって「乾燥弱め」のコースを選ぶと、すべてが湿っぽい。トリセツには「乾燥弱めで乾いていない場合は吊干しを」とありますが、室内干しを減らすためのドラム式洗濯機なわけで。

妥協点としてシワになりやすいコットンパンツなどは乾燥前に取り出して部屋に吊干し、残りは乾燥機にかけることにしました。これなら部屋のなかが洗濯物でいっぱいになることはなく、「部屋干しのストレスは軽減されるはず」と思ったのですが……。

少ない量とはいえ、寒さ対策で窓を締め切った部屋に洗濯ものを干すと窓が曇ってしまいます。またまた、室内干しが専門の友に聞きました。室内干しは結露が心配じゃない? 彼女曰く「だから除湿機をかけっぱなしにしている」。別の友にも聞きてみました。すると「部屋が湿気るから乾燥機能のある浴室で干している、浴室は干せる量が限られるから洗濯は毎日」。

ドラム式洗濯機ですべてを済ませようとすると衣類の一部がシワシワになるし、室内干しをするとイライラするうえ除湿機が必要だし、浴室は干せる量が限られるし……。
いったい、どうしたらいいの!?

そこでドラム式洗濯機の乾燥時間を手動で〔60分〕に設定しました。そしてシワになりやすい衣類だけを取り出し、浴室で吊干し。残りをドラム式洗濯機で自動乾燥させることにしました。

これが大正解。1時間の乾燥だと綿ものもシワにならず、ズボンや綿シャツ程度なら浴室で吊干しできます。ある程度は乾いているので浴室での乾燥も早い。

ドラム式洗濯機の乾燥にかける洗濯ものの量が減ったので乾燥時間も短くなりました。最初は乾燥まで“4時間”などの表示がされて「エーッ」と思いましたが、そこはAIの自動制御。乾き具合に合わせて運転時間が変わり、2時間ほどで乾燥が終了になっています。

干したり取り込んだりの手間が半減

そして今、実感しているのがドラム式洗濯機の底力です。

タオルや下着類などがすっきり乾いて◎。タオルは外干しよりフカフカになります。しかも洗濯の負担が半減しました。だってシワが気にならないものや下着類などを干したり取り込んだりする手間が減るわけですから。「ドラム式洗濯機はこんなに便利なのか」と感激しています。

ただし、電気代はアップしました。昨今の光熱費の上昇に加え、乾燥機能の活用で電気の使用量が増えたことが原因と考えられます。また、洗剤の入れすぎもあったよう。洗剤が多いと泡も多くなり、それだけすすぎに時間がかかるとトリセツにありました。

ちなみに水道代は、水の使用量が少ないドラム式のほうが縦型洗濯機に比べておトクです。

「風アイロン」など便利機能が満載

「日立電気洗濯乾燥機 ビッグドラムBD-SV110」は標準コースに加え、「すすぎ1回コース」、「おしゃれ着コース」、運転音が静かな「ナイトコース」、水で洗えないものを除菌・消臭する「除菌清潔プラスコース」などさまざまなコースがあり、用途に応じて洗濯ができます。

さらに、ドラム式洗濯機は進化しています。

例えば我が家と同じ洗濯11㎏・乾燥6㎏タイプの「日立ドラム式洗濯乾燥機 ビッグドラムBD-SG110HL」(オープン価格。編集部調べでは18万590円)。従来の機能に加え、高速風でシワを伸ばす「風アイロン」を搭載。たたき洗いの効果が大きくなるようにコントロールする「センサービッグドラム洗浄」などの機能もついています。

写真は日立「ドラム式洗濯乾燥機 ビッグドラムBD-SG110HL」。9月にはさらに高機能の「BD-STX120H」も登場と、ドラム式洗濯乾燥機は進化を続けています。

マンションの防水パンに収まるコンパクトサイズも

使い方に慣れると、便利なことこのうえなし。ただし、洗濯機の大きさには注意したいものです。

我が家のドラム式洗濯機は最大幅630mm×奥行715mm。マンションの洗濯パンの大きさを測って「置ける」と思ったのですが、洗濯機を納めると排水がうまくできずに別売りの据付脚が必要でした。

「マンションの防水パンにスッキリ納めたい」という人は、コンパクトサイズはいかがでしょうか。
おすすめのひとつがシャープの「ドラム式洗濯乾燥機ES-S7G」(オープン価格/編集部調べ12万4000円)です。洗濯・脱水容量7kg/乾燥容量3.5kgで、本体は幅598mm×奥行き600mmのコンパクトサイズ。マンションの防水パンにスッキリと置け、真下排水にも対応しています。標準コースのほかに「おしゃれ着コース」「時短コース」「除菌・消臭コース」などを用意。衣類を乾燥しながら除菌する「プラズマクラスター除菌乾燥」もついています。

シャープ「ドラム式洗濯乾燥機ES-S7G」。かわいいピンクゴールド色が女性に人気。

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