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50代 安心してきれいになる、初めての美容クリニック選び。キャンペーン価格はお得なの?

公開日

更新日

植田晴美

3回、5回などのコースが設定されているのには、意味があります

治療・施術の費用は1回のみの料金設定しかされていないクリニックもありますが、たいていの場合、3回、5回、10回などのコース設定もされています。美容医療クリニックで提供されるのは「エビデンスのある治療」ですが、その悩みが1回の治療で解消するとは限りません。2週間に1回、1カ月に1回など一定の間隔を開けて、3回、5回と治療を繰り返すことでより効果が得られるため、こうした複数回のコース設定がされているのです。またコースで購入すると、1回当たりの費用が安くなるのもメリットと言えるでしょう。

とはいえ、コース購入はある程度まとまった出費になります。クレジットカードの分割払い、クリニックによっては医療ローンなどを用意していることもありますが、無理は禁物。最初に自分でどれぐらいのお金を使っていいのか、きちんと予算を決めておくことが大事です。

保険診療でできる治療の場合に、美容医療を選ぶメリットは?

50代、60代と年齢を重ねるにつれ、増えてくるトラブルに眼瞼下垂やいぼがあります。眼瞼下垂は眼科で、いぼの除去は皮膚科へ行けば保険で受けられる治療ですが、美容医療クリニックでの自費診療を選ぶ人もいます。
「なぜ保険が使えるのに、わざわざ高い美容医療クリニックでの治療を選ぶの?」と思いますよね。それはわかりやすく言うと、見た目の仕上がりにどこまでこだわるかどうかになります。

眼瞼下垂はまぶたの機能が障害される病気。上まぶたが下がって目が開きにくい、視界が狭くなるなど「日常生活に困るような症状が現れている場合」、つまり病気と診断されると保険診療で手術を受けることができます。つまり眼科での手術は「日常生活で困る症状を改善すること」が目的になります。

一方、美容医療クリニックでは「上まぶたが下がっていて、老けて見えるから治したい」など日常生活に困るような症状がさほどない、つまり病気と診断されない場合でも自費診療で手術を受けることができます。機能を改善するのはもちろんですが、さらに美容医療クリニックでは「現在よりも、美しい状態にする」ことも治療の目標となります。

ちょっと乱暴な言い方になってしまいますが、保険診療では「見えにくさを解消することが目的」ですが、美容医療クリニックでは「上まぶたの機能を改善するだけでなく、見た目にも美しい仕上がりのまぶたになる」のです。

いぼも同様です。クリニックによって差はありますが、皮膚科では小さないぼの場合、医療用のハサミで切り取ったり、液体窒素で凍らせて取ったりすることが多いでしょう。そのためいぼを取った後が色素沈着を起こして、シミのような状態になることがあります。一方、美容医療クリニックでは小さないぼは炭酸ガスレーザーなどで除去するため、そうしたあとが残りにくいというメリットがあります。

希望する治療が保険適用になるかどうかは、眼科や皮膚科の医師の診察によって決まりますので、それぞれのクリニックを受診してみてください。また美容医療クリニックの中には、保険適用の皮膚科を併設しているところもあります。費用を安く抑えたい場合は、まず一度相談してみるのもよいでしょう。

監修者

医師

廣瀬雅史

美容クリニックTHE ONE.の医師。奈良県立医科大学医学部卒。日本形成外科学会認定専門医•美容外科医・美容皮膚科医。学生の頃から自身も美容が好きで美容外科医を志す。さまざまな学会や勉強会にも積極的に参加し、最新の美容情報にも精通している。「医療を受ける側が不利益を被る業界であってはならない」という定見のもと、〝綺麗になりたい〟〝いつまでも若々しい姿でいたい〟という患者の声と真摯に向き合う。

美容クリニックTHE ONE.の医師。奈良県立医科大学医学部卒。日本形成外科学会認定専門医•美容外科医・美容皮膚科医。学生の頃から自身も美容が好きで美容外科医を志す。さまざまな学会や勉強会にも積極的に参加し、最新の美容情報にも精通している。「医療を受ける側が不利益を被る業界であってはならない」という定見のもと、〝綺麗になりたい〟〝いつまでも若々しい姿でいたい〟という患者の声と真摯に向き合う。

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