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職場で「怒り」が爆発したら、どうしてる? マチュア世代の【人間関係】をスムーズにする2つの方法とは

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更新日

マチュアリスト編集部

マチュア世代のみなさんは、職場でもさまざまな角度からのストレスにさらされていることでしょう。ここでは、仕事の場面で使えるケアを2つ紹介します。教えていただくのは、ベスリクリニックの先生。「怒り」をつい爆発させてしまい落ち込んだとき。そして、ブレない軸をつくりたいときの対処法です。

怒りのマネジメント

喜怒哀楽という人間の感情の中でも、もっともやっかいなのが 「怒り」。つい爆発させて「やってしまった……」と後悔し、落ち込むことはないでしょうか。

コントロール不能に思える怒りの感情ですが、じつは上手に扱うテクニックがあります。

その基本は、
①怒りを感じたら6秒待つ
②怒りを点数化する
③それでもおさまらないときは、その場を離れる
という3つのステップ。

これらには怒りを客観化し、怒りから気をそらす効果があります。

怒りの扱いに困っている人はまず1回やってみましょう。

小さくても成功体験が重なると、怒りに振り回されない自信が生まれ、だんだん落ち着いて対処できるようになります。

怒りの裏側には、「悲しみ」「むなしさ」「苦しみ」「心配」「さみしさ」などが隠れています。これらの感情に気づき、ケアすることによって真に怒りから解放されます。こころが変わる体のケアがきっと役立ちます。

怒りをしずめる3つのステップ

①怒りを感じたら、我を忘れる前に「1、2、3 ......」とゆっくり「6」まで数える
②その間に怒りを点数化。人生最大の怒りを「10」 としていまの怒りは何点かチェックする
③それでもおさまらないときは、その場を離れる

怒りを点数化しているうちに脳は少し冷静さを取り戻し、点数によっては「それほど強い怒りではない」と気づいてさらに冷静になります。

しかし、まったく冷静になれないようなら、さっさとその場を離れましょう。トイレに行くもよし、飲み物を買いに行くもよし。

「自分基準」の言葉を使う

言葉は大きな力を持っています。

「〜しないように」「〜されないように」など、他人を主体にした「他者基準」の言葉が習慣になっていると、考え方まで他者基準になってしまいます。

相手を敬う言葉を使おう、できるだけていねいな言い方をしようと思うあまり、不必要なところでも「他者基準」の言葉を使ってしまいがちなのが、いまの日本社会。

相手を不快にさせないことは大切ですが、「他者基準」の言葉は自分の主体性を消してしまい、本当の自分がどこにいるのかわからなくなるのです。

そんな状態を改善する効果的な方法が、「〜しないように」を 「〜するために」、「〜されないように」を「〜させるには」など、 言葉のパターンを「自分基準」に変えること。

さらに、「〜しないといけない」を禁句にし、「〜する必要がある」に言い換えると、義務感ではなく主体的に物事に取り組めます。

とりあえずひとつ、 意識して変えてみましょう。それが突破口となって主体的な思考が戻り、ブレない軸ができてまわりの反応も変わります。

「他者基準」をやめて「自分基準」の言葉にする

●「〜しないように」→「〜するために」の例
「遅れないように」→「間に合わせるために」

●「〜されないように」→「〜させるには」の例
「(提案などを)非難されないように」→「理解を得るためには」

●「〜しないといけない」「〜べき」を禁句にする
たとえ本当にしないといけないことであっても、「〜する必要がある」と言い換えることで、義務感よりも主体性が強まる。

「〜しないといけない」「〜べき」という言葉が習慣になっていると、好きでやっていることでも義務感が生まれて苦しくなることがある。

※この記事は『おうちメンタルケア入門 不安をそっと手放す方法』ベスリクリニック監修(主婦の友社)の内容をWEB掲載のため再編集しています。


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監修者

メンタルクリニック

ベスリクリニック

ストレスでメンタル不調をかかえる人が多い現代社会。体づくりをするトレーニングジムがあるように、メンタルをすこやかにととのえる場所が必要という考えをもとにベスリクリニックは生まれました。こころ、脳、体はつながっており、トータルで治療を行えば、薬は最小限、症状によっては薬は不要です。メンタルケアの方法はひとつではありません。医師の診断に基づき、その人にもっとも合う治療を選べることもべスリクリニックの特徴です。

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