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寝てもだるいなら、それは「眠り」が原因! 睡眠コンサルタントに教わる【睡眠セルフチェック】とは?

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マチュアリスト編集部

しっかり眠っても疲れがとれないなら、「質のよい睡眠」がとれているか見直しどき。まずは、睡眠セルフチェックで、よい睡眠がとれているかどうかの確認をしましょう。眠りの悩みを抱えがちな大人世代に向けて、睡眠の専門家・友野なお先生に教えてもらいます。

日本の50代女性は 睡眠時間が 世界一短い!

よい睡眠にはメリットがたくさんありますが、反対によい睡眠がとれないと、病気のリスクが上がり、日中の生産性が下がり、美容面にも悪影響を与えます。

これほど重要な睡眠ですが、実は日本の50代女性は、世界で一番 睡眠時間が短いことがOECD(経済協力開発機構)の調査でわかっています。

日本の大人女性は、家庭では中心的存在、職場でも働き盛りで、どうしても自分自身の睡眠時間を削らざるを得ません。日本にまだ家事や介護をアウトソーシングする文化が根づいていないことも、睡眠時間を削る原因として考えられます。

健康の要・よい睡眠をとれているかは、下のチェックで確認してみましょう。ひとつでもNOがあれば、改善にとり組んでみませんか。

よい睡眠から得られる4つのメリット

心身ともに健康でいられる

生活習慣病や糖尿病、うつ病などさまざまな疾病のリスクを予防し、心身の健康を維持できる。

太りにくくなる

睡眠中はダイエットや美容に関わる成長ホルモンが分泌するため、よく寝ると太りにくくなる。

日中のパフォーマンスがアップ

大人なら生産性の向上、子どもなら成績の向上が期待できる。また充実度の向上にもつながる。

キレイになる

成長ホルモン分泌のおかげで、皮膚のターンオーバーが促進され、肌トラブルが改善される。

よい睡眠は「時間」と「質」のかけ算です

理想の睡眠時間は7〜9時間程度。「質」とは熟睡感が得られること。

この「時間」と「質」のかけ合わせが、よい睡眠に結びつきますが、どちらかしか得られないなら 「質」にフォーカスするほうが日中の充実度を感じやすくなります。

ただし5時間を切るのはNG。疾病リスクが上がり危険です。

睡眠セルフチェック

「YES」ならチェック!

□ 朝、すっきり起きられる
□ 朝によい排便がある
□ 午前中に眠気がない
□ 心身ともに健康である
□ 日中、意欲的に活動できている
□ 布団に入って寝つくまでは 10分程度
□ 休日の睡眠時間は、平日の睡眠時間プラス2時間以内
□ 肥満気味でない

すべてYESなら問題ありません!
NOがひとつでもあるなら、睡眠の改善に取り組みましょう!

「熟睡できる方法」と「ぐっすり眠れる環境」について、次回はチェックしていきます。


※この記事は「健康」2023年冬号(主婦の友社)の内容をWeb掲載のため再編集しています。

監修者

睡眠コンサルタント

友野なお

ともの なお●睡眠コンサルタント
株式会社SEA Trinity代表取締役、産業心理カウンセラー。日本公衆衛生学会、日本睡眠学 会、日本睡眠環境学会正会員。順天堂大学大学院 スポーツ健康科学研究科にて修士号を取 得。睡眠を見直し、15kgのダイエットと重度のパニック障害の克服、体質改善に成功した経験から、睡眠を科学的に学ぶ。『眠れないあなたを救う「睡眠ファースト」』(主婦の友社)など著書多数。二児の母。

ともの なお●睡眠コンサルタント
株式会社SEA Trinity代表取締役、産業心理カウンセラー。日本公衆衛生学会、日本睡眠学 会、日本睡眠環境学会正会員。順天堂大学大学院 スポーツ健康科学研究科にて修士号を取 得。睡眠を見直し、15kgのダイエットと重度のパニック障害の克服、体質改善に成功した経験から、睡眠を科学的に学ぶ。『眠れないあなたを救う「睡眠ファースト」』(主婦の友社)など著書多数。二児の母。

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