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パートタイマーのこれからの働き方。社会保険適用のメリット・デメリットは? 短時間労働者の厚生年金・健康保険加入基準が緩和

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ゆうゆう編集部

老後資金を増やすためにも、今、パートタイマーなど、短時間労働で働いている人は、厚生年金への加入がおすすめです。2022年秋に加入基準が緩和されました。ファイナンシャル・プランナーの北村庄吾先生が解説します。

社会保険(厚生年金・健康保険)の加入基準が緩和された

パートタイマーなどで働く方の社会保険(厚生年金・健康保険)は、2022年9月時点では、原則、次のいずれかであれば加入となっていました。
●所定労働時間が週40時間(いわゆるフルタイム)である
●所定労働時間がフルタイムの4分の3以上(多くの場合、週30時間以上)である

これが基本で、週20時間以上でも他の条件がそろえば加入となります。2022年10月から、社会の変化を年金制度に反映させるため、この社会保険の加入基準が段階的に緩和されることになりました。一定の規模の会社(これを特定適用事業所といいます)で働くパートタイマーやアルバイトの方は、次の条件をすべて満たす場合、社会保険に強制加入となります(表1)。

●条件① 週の所定労働時間が20時間以上
雇用保険の適用基準と同じ時間数です。シフトで働くようなケースで、週ごとの所定労働時間が異なる場合は、月に87時間以上だと該当することになります。

●条件② 月額賃金が8万8000円以上
8万8000円以上には、時間外・休日・深夜手当や通勤手当などは含めません。

●条件③2カ月を超える期間で働く
2022年9月までは、「雇用期間が1年以上見込まれること」が条件でしたが、改正により、10月1日以降は「雇用期間が2カ月を超えて見込まれること」に変更されました。

●条件④ 学生でない
ただし、休学中の学生や、夜間学生は加入対象となります。

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