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「励まして励まされて。楽観主義的に生きる」久本雅美さんを強くする3つの言葉とは?

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ゆうゆう編集部

いつも120%元気な笑顔とテンポの速い巧みな話術で、私たちを笑いの渦に巻き込み、ときにカツを入れてくれる久本雅美さん。その元気のモトになっているのは、いったい何でしょう? どんな言葉が久本さんの生き方のベースになっているのか、人生を輝かせているのか、じっくりと教えていただきました。

自分に誠実であればいつか報われる

劇団「WAHAHA本舗」の看板女優として舞台に立ち、テレビのバラエティ番組ではチャーミングな笑顔で元気を届けてくれる久本雅美さん。長く芸能界の第一線で活躍し続けているが、最初から順風満帆だったわけではない。

「女優を志して東京ヴォードヴィルショーという劇団に入りましたが、大阪から出てきたただの素人ですから当然仕事なんてありません。劇団の稽古とアルバイト以外は何もない日々。『舞台やりたい!』というあり余るエネルギーをぶつけるかのように、私は毎日劇団の稽古場に行って、掃除をしていました」

誰に頼まれたわけでもなく、誰が見ているわけでもない。それでもせっせと掃除を続けたのは、「こう見えて、まあまあ真面目なんです」という性格ゆえ。ところが、そんな久本さんの姿を見ていてくれた人がいた! それから二十数年後……。

「ドラマ『ミヤコ蝶々ものがたり』で主演させていただいたとき。脚本家の大石静さんから『久本さん、東京ヴォードヴィルショーの稽古場を毎日掃除していたでしょう』と言われました。偶然にも当時、大石さんの劇団・二兎社もその稽古場を借りていて、私のことを見ていらしたというんです。そして『私の劇団では“あの子、きっと売れるね”と言っていたのよ』 と。私はもうびっくり。常に誠実であれば、誰かが見ていて縁につながっていく。そのとき改めて、誠実であることの大切さを実感しました」

「誠実」

人に対しても自分に対しても誠実でありたい。仕事でうまくいかなかったり落ち込んだりすることもありますが、100%の自分で向き合い誠実にやっていれば、また次につながっていきますから。

芸能界は一筋縄ではいかない世界。評判・評価がつきまとう。好意的な声が届く一方で、心ない言葉も耳に入ってきてしまう。舞台に立ちたいという夢がかない、人気の波に乗ってからも、悩み、迷い、落ち込むことがしばしば。そんなとき信頼する先輩から教えてもらったのが、「桜梅桃李」という言葉だった。

「桜、梅、桃、李(すもも)、それぞれの花は咲く時期も形も違うけれど、どの花にもそれぞれにしかないよさがある。人も、一人ひとりの個性を大事に、という意味です」

この言葉に感銘を受け、久本さんは心を強くした。

「『あの人みたいにうまくできたら』とか『あんな人になりたいわ』とか、それが自分の目標になれば元気も力も湧くけれど、卑屈になったり自信を失うことになってしまってはダメだ、と。自分は自分らしい花を咲かせたらいいんだ、人と自分を比べるのではなくて、比べるんだったら昨日の自分と今日の自分をと。そういう生き方があると教えていただいた言葉です」

「桜梅桃李(おうばいとうり)」

人と自分を比べるんじゃない。自分らしく輝いていくために、昨日の自分と今日の自分はどっちが成長しているか? そういうものの見方、心の捉え方をしっかりと胸に刻んで、日々頑張っています。

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