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鈴木ちひろの「旬の韓国歩き」

【韓国ドラマ】人気時代劇「シュルプ」やBTS・SUGAのMV撮影まで! 龍仁にある大長今パークで憧れのシーンに浸る

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鈴木ちひろ

ファンタジーやロマンスの要素が豊富で、見る人を魅了する不思議な力がある韓国の時代劇。今回はその多くの物語が撮影され、最近ではBTSのSUGAのMV撮影がされたことでも知られる大長今パークに行って、その世界観にどっぷりと浸ってきました。

ドラマの記憶がよみがえる! 国内最大の時代劇制作現場

日本でも大ヒットを記録した「宮廷女官チャングムの誓い(韓国語で대장금(大長今))」が名前の由来である龍仁大長今パーク。「朱蒙」「イ・サン」「善徳嬢王」「太陽を抱く月」「馬医」「オクニョ 運命の女」「王になった男」など、名前を挙げたらキリがないほどたくさんの時代劇が撮影された韓国時代劇のメッカです。そのどれもが韓国の文化放送・MBCが撮影したもので、2015年から一般公開をはじめ、今では国内外から多くの時代劇ファンが訪れるようになりました。ソウル市内からは少し距離がありますが、行く価値は大! 観光地として知られる景福宮や昌徳宮とはまた違う、ドラマ用に作られたからこその規模と美しさを体感することができます。

屋内撮影場と思しき、大きなプレハブ小屋の壁には歴代の主人公が。入口のゲートをくぐってすぐ目に入り、一気にテンションが上がります。

よーく見ると、向こう岸に等身大パネルたちが点々と飾られています。雪が積もり、人の気配もほとんどなく、とてもさみしそうに見えました。

少し色あせてしまった「善徳女王」「トンイ」「チャングム」「イ・サン」「太陽を抱く月」の主人公が描かれたパネルも。

ここで撮影された歴代のドラマをずらりと掲示。「シュルプ」のような他局のドラマやMVなどは無いのでご注意を。

遠くても行く価値は大! 再現度の高い歴史的建造物がそこかしこに

三国時代、高麗時代、朝鮮時代の歴史的な考証を経て作られたセット用の建築物を身近に体験できる格好のスポットなのに、私が訪れた12月中旬は寒さと雪のせいか、人っ子一人いないさみしい状況でした。だからこそ、観光地という感じがせず、より静かで厳かな空間に身をゆだねられ、時代劇の中にタイムスリップしたかのような感覚に。コーナーごとに撮影で使われたドラマを紹介する看板も建てられているので、「あぁ、あのドラマで撮られたここは、このドラマでも使われていたのか」と答え合わせをするように見学できるのもいいな、と思いました。

時代劇ファンのみならず、韓国では建築好きの間でも人気の大長今パーク。高麗時代の木造建築を再現したこちらは、石造りの庭もあり、日本にも通ずる美しさがあります。

「トンイ」にはじまり、「太陽を抱く月」「武神」「アラン使道伝」「馬医」「ホジュン」「九家の書」と、さまざまな時代劇に登場した市場通り。今は BTSのSUGAがソロで歌った「大吹打(대취타)」の撮影地とお伝えするのが一番かもしれませんね。カメオ出演をしたジンとジョングクが、ケンカをしていた所です!

この仁政殿が見たくて大長今パークを訪れる人が大勢いると思います。そう、「大吹打」のオープニングとエンディングを飾った大切な撮影場所です。王の即位式と冊封式、華やかな宴会が開かれる場所で、ソウルにある昌徳宮の正殿を再現したセットで、ほかにも「太陽を抱く月」「朱蒙」「トンイ」「イ・サン」で王の結婚式や即位式の場所として使われました。

写真の右側にある青い看板は撮影が行われた作品の説明をする看板なのですが、「大吹打」はVIP扱いで大きく説明されていました。さすが!!

安養楼がある敷地内で一番の高台から撮ったパークの一部。王宮から官家、市場通り、兵士の宿所、地下の牢獄まで、さまざまな地位の暮らしがコンパクトにまとまっています。

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