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親が介護施設に入居した後の兄弟との関係は? 坂東眞理子さんのすっきり人生相談

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ゆうゆう編集部

仕事、健康、人間関係、親の介護、老後のお金……50代からの人生には不安や迷いがいっぱい。そんな私たちに「ウィメン・ビー・アンビシャス。自分で自分の人生に責任と覚悟をもって生きていこう」とエールを送ってくれる坂東眞理子さんが、皆さんのお悩みに寄り添います。

©︎廣江雅美

PROFILE
坂東眞理子
ばんどう・まりこ●1946年富山県生まれ。東京大学卒業後、総理府(現内閣府)入省。埼玉県副知事、オーストラリア・ブリスベン総領事、内閣府初代男女共同参画局長などを務め、退官。現在、昭和女子大学理事長・総長。『女性の品格』『70歳のたしなみ』『幸せな人生のつくり方』など著書多数。

相談1
50代からの友達づくり

仕事や子育てに突っ走っていたせいか、仲のよい友人がいません。よく「50代以降、子どもから手が離れたら、学生時代の交友が復活する」と聞いていましたが、コロナ禍のせいか、そんなこと全然ありませんし、誰からも連絡がありません。(56歳・フルタイム勤務)

声をかけてもらうのを待たずに、自分から動きましょう

今までは仕事や子育てで忙しかったから、友達とつき合う時間がなかった。やっと周りを見回す余裕ができて「これからは友達と楽しく」と思ったら、誰からも声がかからない……というわけですね。

もし「同窓会をしよう」と声がかかることがあったら、顔を出せば学生時代の交友が復活することもあるでしょう。同窓会などの幹事は本当に大変。面倒なことを引き受けてくれるわけですから、「忙しいんだけど」「知っている人がいないなら行かない」などと言わず、「声をかけてくださってありがとう」と、喜んで出かけるのが大人のマナーです。

そもそも悩みの原因は「誰からも連絡がない」と、声がかかるのを待っていること。自分から声をかけることをせずに待っているだけでは、誰からも声がかからなくて当然です。連絡先を知っているなら自分から声をかけてみては? 連絡先を知らないなら、面倒見のいい幹事さんが会合を開こうと言ってくれたときに、ちゃんと顔を出すことです。

また、学生時代の友達にばかりしがみつかないことも大事。習い事や趣味など、新しい場に足を踏み出すことによって、50代からでも新しい出会いが得られます。ただし、新しい友達をつくるのであれば期待しすぎないこと。学生時代の親友のようなベッタリしたつき合いではなく、一緒にいる時間だけ楽しく過ごせる「ゆる友」がおすすめです。

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