蒸し鶏は【ポリ袋でレンチン】が一番おいしい。しかも簡単!「わが家の蒸し鶏はもうこれしかない」レシピ公開
「ポリ袋」と「電子レンジ」を使って、温せんの力を利用して作る「レンチン蒸し鶏」。ポリ袋でレンチンした蒸し鶏は、簡単なのに絶品です! 調理法を教えてくださるのは、料理研究家 しらいのりこさん。レンチン湯せん方式を考案したきっかけになったレンチン蒸し鶏と、そのアレンジレシピをご紹介しましょう。
「ポリ袋」は耐熱温度が120℃以上の耐熱ポリ袋を使用してください
ポリ袋は、耐熱温度が高い高密度ポリエチレン(HDPE)製で厚さ0.01㎜以上の食品用ポリ袋を必ず使ってください。耐熱性が低いものを使うと、加熱の途中で袋がとけてしまう場合があるので、必ず材質の確認を。ここでは35×21㎝サイズで耐熱温度120℃の「アイラップ」を使用しています。
新定番のおかず!【 レンチン蒸し鶏】
〝レンチン湯せん〟で蒸し鶏を作ると、あら不思議。肉質がやわらかいまま、しっとりとした仕上がりになりました。気軽に作れるので、もはやわが家の常備肉。豚肉や牛肉、魚介類でも活用できる便利な調理法です。薄切り肉やひき肉だと熱が入りすぎてしまうので、かたまり肉で作るのがおすすめです。
材料(作りやすい分量)

鶏胸肉…1枚(300g)
塩…小さじ1/2
酒…小さじ2
しょうが(皮つき)の薄切り…1/2かけ分
ねぎの青い部分…10cm
レンチン12分→15分放置
香味野菜はなくてもOK!
塩は鶏肉の重さの1%が基本
作り方

【STEP1】袋に入れてもむ
ポリ袋に鶏肉、塩、酒、しょうがを入れて袋の上から10回ほどもんでなじませ、ねぎを加える(袋が破ける可能性も考慮して、ねぎやローリエなどの大きな香草類はあと入れする)。

袋の口は開けておいて。そ~っと沈めて真空状態に
【STEP2】ボウルの水に沈め、チン!
直径約25㎝の耐熱ボウルに水1ℓを入れ、1を袋の口は開けたまま静かに沈める。袋に空気がたくさん入った場合は、再度チャレンジを。

電子レンジで12分加熱する。
※鶏もも肉の場合は14分加熱する。

余熱でじっくり中まで熱を通す。
【STEP3】加熱後15分放置
加熱が終わったら、湯につけたまま15分おき、中まで熱を通す。庫内に入れたままでも大丈夫。
すぐに食べないときは冷ますと安心

湯につけたまま室温で長く放置すると雑菌が繁殖しやすい状態になるので、すぐに食べない場合は加熱後15分たったら湯を捨てて冷水を注いで冷ます。ポリ袋の口を閉じて冷蔵室で2〜3日間保存可能。

これがわが家の常備肉! レンチン蒸し鶏の完成!