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葬儀・お香典・家族葬【令和のお悔やみマナー】コロナ禍で変わったこと、変わらないこと

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ゆうゆう編集部

通夜・葬儀などのお悔やみの形にも、コロナ禍の影響が及んでいます。喪家の側も参列者側も、これまでどおりのマナーでよいのかどうか迷うこともあるようです。故人を偲ぶ気持ちを大切にしながら、お互いに配慮し合い失礼にあたらないようにするにはどんな点に注意すべきか、 岩下宣子さんに伺いました。

Q 家族葬の知らせを受けたが、出欠を知らせなくていい? メールで訃報を受けた場合、そのまま転送してもいいですか?

A 出欠を知らせる必要はないけれど、誰に知らせたらいいか確認を

「家族葬」には、文字どおり家族だけで執り行う場合と、家族と故人と近しい関係者とで見送る小規模なお葬式の場合があります。遺族や近親者から通夜・葬儀の知らせがきたら、「列席してほしい」という意味です。といってもお葬式は招待したり、されたりするものではないので、出欠を知らせる必要はありません。ただ、お葬式は故人との人生最後のお別れの式であり、行かないことは不義理になりますから、できる限り参列したいものです。

訃報を受けたら、「どなたかに、お知らせしましょうか?」と、次に知らせる人がいるかの確認を。先方から具体的に頼まれた相手には連絡します。メールを転送しても大丈夫です。

Q 何時から何時までと時間に幅がある、通夜と葬儀・告別式。いつ行ったらいいですか?

A 開始時刻の10分前に受付をすませて、式場で開始を待ちます。

仏式の通夜では、僧侶の読経、遺族や親族の焼香、弔問客の焼香、通夜ぶるまいという流れが一般的ですが、コロナ禍では通夜ぶるまいが省かれることも多く、何かと短縮されています。終了時刻間際に行くと焼香が終わっていることも。開始時刻の10 分前には受付をすませたいものです。

今は葬儀と告別式を分けずに行いますが、本来、 葬儀は死者を弔い、故人が生きている人と別れを告げる式です。告別式は故人にゆかりのある人が、故人に別れを告げる式です。今は通夜に参列する人が多くなりましたが、一般弔問客は葬儀・告別式に参列するのが本来の形であり、出棺まで見送るのが故人への礼儀です。

【喪主側の場合】
家族葬で、弔問を断るときの言い方は? また、家族葬を行った後、友人、知人にはどう知らせる?

家族のみで葬儀を行い、友人などの弔問客には遠慮してほしい場合は、「申し訳ございません。葬儀は身内のみで執り行いますので、どうぞよろしくお願いいたします」といった、クッション言葉+依頼形で伝えるといいでしょう。また、葬儀後、すぐに死亡通知状を送ると、お香典や供花が届いたり、弔問客が訪れたりして、対応に追われることにも。年末の喪中はがき(年賀欠礼状)で知らせればいいと思います。その場合、誰がいつ亡くなったのか記し、葬儀は家族のみで行ったこと、知らせが遅くなったお詫びを記すと丁寧です。

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