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ソウルの最新スポット【伝統的家屋】北村韓屋村の入り口付近にできた、ハイセンスな韓屋カフェ&ホテルへ

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鈴木ちひろ

朝鮮時代の貴族・両班が住んでいたことから、雰囲気のいい韓屋が多く立ち並ぶ観光地・北村韓屋村。そこに、1軒の韓屋をリノベーションしたカフェができました。近くには同じように韓屋を活かしたホテルもあり、韓国ならではのひと時を過ごせます。

SNS映えではない、落ち着いた大人のインテリアに好感度大

北村と言ったら散歩でテクテクと韓屋を見てまわる観光地であり、実際に住んでいる人が生活する住宅地、というイメージがありましたが、ここはそんな北村散策で小休止をするのにぴったりの場所。今までも少しは韓屋カフェがありましたが、北村の韓屋村からは少し歩くため、韓屋村の入り口という好立地にできたのは、観光客にとってはうれしい限りです。

そして、中途半端な観光客向けのカフェではなく、本気で韓国の魅力を発信しようとしているのが伝わる空間の完成度、料理のレベルの高さに満足することでしょう。

築70年を超える韓屋をリノベーション。経年変化により魅力を増した梁を主役に、新調した壁や家具はシンプルなものを選びました。古いものを活かしたインテリアはとても美しく、居心地の良さは抜群。

カウンターまわりもすっきりとした印象に。アメリカーノ(5000W)のほか、韓国の伝統茶をアレンジした柚子リンゴ茶(7000W)や、栄養のある穀物ドリンク・ミスカル(7000W)などもオーダー可能。

近くには系列のホテルもあり、ゲストはこのカフェで朝食をとることができます。そのため、料理にもこだわっているのがこのカフェの特徴。ごはんが主食の韓国料理ではなく、洋食をベースに韓国のエッセンスを追加したような、しゃれたブランチメニューが自慢です。

特におすすめなのは、バゲットにリンゴとチーズ、バジルソースを挟んだサンドイッチがメインのワンカフェブランチ。一緒にサーブされるトマトスープはほんのりとカボチャの味もし、とても上品な味わいです。

自家製のコールスローサラダも、私が韓国で食べたサラダの中では№1のおいしさ。洋食はまだまだだな、と思っていた韓国ですが、ここ最近はパンが流行っているのもあり、デザートや洋食のレベルもぐんと上がっています。

ワンカフェブランチ1万8000W。韓国料理に飽きたときや、ちょっとパンが食べたいときなど、食事目当てで訪れるのもおすすめです。

午後のデザートプレート1万1000W。熟した柿とチーズをあえたものや、薬菓、クルミのバターペーストなど、韓国らしさを残しながらも洋とミックスしたデザートに心奪われて。

コーヒーに力を入れるカフェが多い中、ここは韓国らしいシグネチャードリンクもサーブしています。そして、外国のゲストが多いことから、紅茶を提供しているのもならでは。今回の取材では、おすすめの梅シロップとトマト、バジルのエイド(7000W)をいただきました。

甘さ控えめのすっきりとした梅のエイドのなかにトマトが入ったかわいいビジュアル。バジルの香りも加わった、清涼感あふれる一杯です。

カフェラテ5500W。読書をしたり旅の思い出を記したり、BGMも静かなので一人の時間を過ごすのもいいかもしれません。

(DATA)
北村ONEカフェ
북촌원카페

ソウル特別市 鍾路区 北村路11キル 9-4
02-3673-3999
営業時間:11:00~18:00
定休日:秋夕・旧正月
アクセス:安国駅2番出口から徒歩10分

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