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田幸和歌子の「今日も朝ドラ!」

【舞いあがれ!】舞ちゃんと貴司の家事分担ルールが、現代モノの朝ドラの新たな夫婦像に

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田幸和歌子

舞ちゃんはどうなる⁉︎ わくわくしながら朝ドラを見るのが1日の始まりの習慣になっている人、多いですよね。数々のドラマコラム執筆を手がけている、エンタメライター田幸和歌子さんに、NHK連続テレビ小説、通称朝ドラの楽しみ方を毎週、語っていただきます。より深く、朝ドラの世界へ!

福原遥がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説『舞いあがれ!』の第21週「新たな出発」。

今週は長い付き合いを経て、舞(福原)と貴司(赤楚衛二)が結婚。しかし、結婚パーティを終えてからが今週の見どころだ。

IWAKURAに騒音調査で市役所の職員が来る。町工場が減り、住宅が建つようになったことで、近隣からクレームが来るようになったためだ。

調査の結果、騒音は基準内だったものの、問題になると騒音対策に費用がかさむことになるため、舞は新聞記者・御園(山口紗弥加)に相談する。そこで、御園がアドバイスしたのは、地域の町工場と協力し、一般の人たちに工場を見てもらい、モノ作りを体験してもらう「オープンファクトリー」だ。

とはいえ、町工場の2代目社長の集まりで舞が提案すると、準備の大変さなどからすぐに賛同は得られなかったが、協力を申し出てくれた的場(杉森大祐)のアドバイスで、市役所の安川(駿河太郎)に相談。

実は安川は、かつてなにわバードマンの先輩・空さん(新名基浩)が語っていた「ターミガン号」の設計士だった。それが安川の特注名刺にあった特徴的なプロペラを持つ人力飛行機のイラストと、空さんから聞いた「安川」の名から結びつくとは。

安川は、オープンファクトリーの参加予定が2社と聞き、難色を示すが、元なにわバードマンで現・浪速大学の准教授で都市ブランディングの専門家・渥美(松尾鯉太郎)を舞に紹介。舞にとっては久しぶりの再会となった渥美はゼミ生たちと共に手伝ってくれ、市役所から資金援助もしてもらえ、オープンファクトリーで模型飛行機を作る計画が進んでいく。

一方、今週のもう一つの軸は、笠巻(古舘寛治)がギックリ腰を機に引退を決意したこと。

岩倉家3代にわたって支え、ネジ作りに全てを捧げてきた根っからの職人・笠巻は、無口で、家のことを妻に全部任せていたこともあり、妻を亡くした後には娘と孫が寄り付かなくなっていた。

そんな中、舞はオープンファクトリーの指導係を笠巻に依頼し、娘と孫をオープンファクトリーに誘う。イベントは成功&笠巻と娘・孫の距離も縮まる。

舞が子どもの頃に浩太(高橋克典)を元気にするために作った模型飛行機が、今は金属製で様々な町工場をつなぎ、工場と近隣の人々も、笠巻家もつなぐのだ。

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