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老眼鏡を買う前にチェック! 老眼鏡用レンズの種類と選び方。見え方別に解説

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更新日

植田晴美

「老眼鏡」と一口に言っても、タイプが複数あることをとご存じでしょうか。老眼鏡で使うレンズは3タイプあります。「単焦点レンズ」「二重焦点レンズ」「累進屈折力メガネレンズ」。それぞれにメリットとデメリットがあります。あなたが欲しいのは、どんな見え方をするレンズでしょう。3タイプのレンズを解説していきます。

老眼鏡で使われるレンズは単焦点、二重焦点、累進屈折力の3タイプに分けられます。それぞれのレンズにメリットとデメリットがあり、人によって「使いやすい」と感じるタイプは異なります。

単焦点レンズ

1枚のレンズに1つの度数が入っているレンズで、焦点を合わせることができる場所は1つだけです。

たとえば近視用、遠視用、乱視用の眼鏡などでは、この単焦点レンズが選ばれることが多いでしょう。

老眼鏡で使われる単焦点は、「近用レンズ」などと呼ばれる手元専用レンズです。いわゆる「リーディンググラス」として市販されているもののほとんどが、この単焦点レンズの老眼鏡です。

近用レンズのメリット

・近くのものがはっきりと見える
・ゆがみが少ないため、眼が疲れにくい
・他のタイプのレンズと比較するとリーズナブル

近用レンズのデメリット

・焦点を合わせる場所が1カ所なので、「読書用」として眼鏡を作ると、パソコン画面が見えない、「パソコン作業用」として作ると新聞や本が読みにくいなど、よく見える範囲が少ない
・手元専用レンズは遠くが見えないため、車の運転など遠くを見なければいけないときは、別のメガネが必要になる

こんな人に向いています

●本や新聞を読むとき、細かい作業や仕事をするときのみ、手元が見えればよい人
●ふだんの生活での行動範囲があまり広くなく、たとえば外出先で細かな字のメニューを見るときなど、一時的に手元が見えればいい人
●老眼鏡の掛け替えがあまり気にならない人

二重焦点レンズ(境目のある遠近両用レンズ)

遠くを見る用と近くを見る用と2つの度数が入ったレンズ。レンズに境目や小窓がついていて、遠くを見る時は上部(遠用部)、近くを見る時は、下部(近用部)を通して見ます。

メリット

・1枚のレンズで近くも遠くも見える
・近くを見るレンズと遠くを見るレンズが分かれているので、ゆがみが少なく、比較的見やすい

デメリット

・レンズに境目があるため、他人から「老眼鏡を使っている」とわかりやすい
・レンズの境目で見え方が急に変わる

こんな人に向いています

●メガネのかけはずしが面倒なので、1つのメガネで近くも遠くも見たい人
●境目なしの累進屈折力レンズ(遠近両用レンズ)の見え方に慣れることがむずかしい人

累進屈折力メガネレンズ(境目のない遠近両用レンズ)

1枚のレンズに複数の度数が入っているレンズ。一般的に「遠近両用レンズ」として知られていますが、実は「中近(室内用)」、「近近(デスクワーク用)」など、さまざまなタイプがあります。

メリット

・1枚のレンズで近くも遠くも、境目なしに見える
・「二重焦点レンズ」のように、他人から「老眼鏡を使っている」とわかりにくい

デメリット

・ゆがみが気になる、眼の疲れを感じる人がいる
・見え方に慣れることができない人がいる

こんな人に向いています

●メガネのかけはずしが面倒なので、1つのメガネで近くも遠くも見たい人
●自分の生活スタイルに合った、快適に使える老眼鏡が欲しい人

また老眼があまり進んでいない方は、特に遠くと近くを見る度数の変化が小さいので、老眼初期に遠近両用メガネをかけ始めると慣れやすいです。

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