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60代、ショコラさんのキャリアストーリー。「私らしく働くために必要なこと」

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マチュアリスト編集部

ひとり暮らしのお金のコツ

年金12万円弱でやりくり。 パート収入には手をつけません

65歳になり、年金受給が始まってからは年金12万円弱で生活費を賄うことを心がけているショコラさん。分譲マンションの管理費や修繕積立金、水道光熱費、保険料、通信費などの固定費に加え、固定資産税は月割りで先取り貯蓄。食費予算は月に2万円を計上しています。そのほか突発的な出費は、別にとってある予備費から捻出。「家計簿をつけるのはやめましたが、覚えておきたい買い物や外食、また最近高騰が気になる水道光熱費はノートに書き留めるようになりました」

企業年金は60歳から受給してきました。65歳で本格的に年金をもらうようになってからはパート収入には手をつけず、予備費としてそのままとってあります。「そのおかげで精神的なゆとりが生まれました。とはいえ以前から予算を決めてやりくりをしていたので、暮らしの質はほとんど変わらず現状維持。食費を大幅に増やしたり、身の丈に合わないぜいたく品をたくさん購入したいと思うことはありません。家族や友人との交流はこのまま続けていきたいので、たまの外食をささやかに楽しむ程度です。そのほか服やバッグなどはメルカリ、ヤフオクで掘り出し物を探してなるべくお金をかけないように工夫。小さく暮らして、日々の楽しみを見つけています」

point1 住宅ローンは早期完済。 お金に縛られず働けます

月12万円弱で生活をしていけるのは、間違いなく分譲マンションのおかげ。正社員時代に46歳で購入してから、ボーナスなどで繰り上げ返済を続け約10年で完済しました。住宅ローンを背負っていたからきつい仕事を頑張ることができたし、完済後は家賃の心配をせずやりくりをしていけると確信できたからこそ早期退職を選択することができました。私の中では、住宅ローンは借金と同じ。早く返して老後の住まいを確保できたのは本当によかったと思っています。

point2 蓄えは、貯蓄と予備費の2段構えで準備

正社員時代の退職金は、半分を完全リタイア後の生活資金の足しに貯金。残りの半分は、突然の大きな出費に備えて予備費として管理しています。家電が急に壊れるなど12万円の生活費では賄いきれない出費があっても、予備費があることであわてず対処することができます。老後資金に手をつけてしまうことはありません。慶弔費、旅行やバッグの買い替えなど自分へのごほうびも予備費から。自由に使えるお金があるから、普段の節約も頑張れます。

※この記事は『私らしく、働くということ』主婦の友社編(主婦の友社)の内容をWeb掲載のため再編集しています。

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