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高カカオチョコレートのダイエット効果|選び方や食べ方のポイント

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マチュアリスト編集部

この記事では、高カカオチョコレートのダイエット効果について解説します。

甘い物好きの人から人気のお菓子であるチョコレート。さまざまな種類のチョコレートが発売されており、スーパーなどで気軽に購入できるためチョコレートを頻繁に食べている方も多いでしょう。

しかし、一般的にチョコレートはカロリーが高く、糖質が高い食べ物です。そのため、ダイエット中の食べ物としては向いておらず、過剰摂取は体重増加の原因にもなります。

そんなチョコレートですが、カカオポリフェノールの含有量が多い高カカオチョコレートなら、食べ方によってはダイエットに効果が期待できます。ダイエット中でもチョコレートを食べながら痩せることができれば嬉しいですよね。

ここでは、高カカオチョコレートのダイエット効果とともに、選び方や食べ方のポイントなどについて紹介します。

高カカオチョコレートとは

高カカオチョコレートとは、主原料であるカカオを70%以上含んでいるチョコレートのことです。なお、高カカオチョコレートの明確な定義が存在しないため、カカオ分60%~50%のチョコレートを指すケースもあります。

高カカオチョコレートには、一般的な甘いチョコレートよりもカカオ量が多く含まれているため、カカオが持つ香り・酸味・苦味を感じやすいところも特徴です。脂質の多いココアバターやココアパウダーの含有量が少ないことから、一般的なチョコレートよりも、カロリーを抑えられるメリットもあります。

高カカオチョコレートがダイエットに効果的である理由

こちらの章では、高カカオチョコレートが持つダイエット効果を解説していきます。甘いものが大好きで、なかなかダイエットが始められない方も、高カカオチョコレートならライフスタイルに取り入れやすいでしょう。

ポイント
  • ポリフェノールが基礎代謝をアップ!
  • ストレスによる暴飲暴食を予防!
  • 豊富な食物繊維で便通をスムーズに!
  • 高カカオチョコレートのダイエット以外に期待できる効果

ポリフェノールが基礎代謝をアップ!

ツラいイメージがあるダイエット中に、小腹を満たす栄養価の高いスイーツを食べられたら最高ですよね。そんな甘党の方にオススメなのが、栄養成分の高い高カカオチョコレートです。

高カカオチョコレートには、一般的な甘いチョコレートよりも、多くのポリフェノールが含まれています。
ポリフェノールには抗酸化作用があるため、動脈硬化や脳梗塞の原因となる悪玉コレステロールの酸化予防に効果的。そのため、ポリフェノールを継続して身体の中に取り入れると、血液中のコレステロール値が正常化され、基礎代謝が上がり痩せやすくなります。

また、基礎代謝が高くなると体内でエネルギーが効率的に燃えやすくなり、さらに痩せやすい身体を手に入れられるでしょう。

ストレスによる暴飲暴食を予防!

ダイエットで食事制限をしていると、急に甘いものや高カロリーなものが食べたくなってしまいませんか? なんと、高カカオチョコレートには、ダイエット中の暴飲暴食を防ぐ効果があります。

高カカオチョコレートは、ストレスを和らげる効果がある「テオブロミン」を含有。テオブロミンとは、カフェインの一種です。カフェインと聞くと眠気を打ち消す効果に目がいってしまいがちですが、テオブロミンはそうではありません。テオブロミンは心をリラックスさせる効果があるため、暴飲暴食を防ぐ効果が期待できるのです。

また、カカオポリフェノールには、ストレスホルモンを打ち消す効果も。そのため、高カカオチョコレートは、ダイエットに対する不安や心配がある方にもオススメです。

豊富な食物繊維で便通をスムーズに!

ダイエット中の方が抱えやすい悩み。それは、便秘です。なぜなら、ダイエットの中で最もチャレンジしやすいのは、食事制限だからです。

ダイエットで食事制限をすると、食事量が少なくなり、それと合わせてスムーズな便通を促す食物繊維も不足しがちになってしまいます。また、食物繊維には、脂質・糖分・ナトリウムなどを吸着して身体の外に排出する効果も。以上のことから、食物繊維は肥満や糖尿病などを予防するために欠かせないと言えるでしょう。

高カカオチョコレートには、カカオに含まれる食物繊維が豊富。食物繊維の一種である「リグニン」は、小腸で消化吸収されずに大腸まで届きます。便の量を増やすことで便秘解消につながり、よりダイエット効果が得やすい身体に導きます。

高カカオチョコレートのダイエット以外に期待できる効果

くしゃみや鼻水などのアレルギー症状や、身体のかゆみにお困りの方はいませんか。なんと、高カカオチョコレートには、アレルギー症状を緩和させる働きがあります。前述したとおり、高カカオチョコレートにはポリフェノールを豊富に含有。そのポリフェノールが、アレルギー症状を抑えてくれるのです。

アレルギー症状が起こる流れは、下記の通りです。

  • アレルゲン物質が体の中に入り、抗体が作られる
  • 以降、アレルギー物質に触れると、炎症を引き起こす「ヒスタミン」が生成される
  • 体内の好酸球がより症状を悪化させる

カカオポリフェノールは、①~③のアレルギーが起こるそれぞれのプロセスに効果的です。

また、カカオポリフェノールには、強い抗酸化作用があります。抗酸化作用は肌を紫外線から守る効果があるため、シミやしわが気になる方にもオススメです。

ダイエットに適した高カカオチョコレートの選び方

ダイエットに効果的な高カカオチョコレートを選ぶためには、カカオ含有量を重視します。ポリフェノール量が多いほどダイエット効果が得やすくなるため、カカオ含有量70%のチョコレートを選ぶようにしましょう。

ここで注意しなければならないのが、高カカオチョコレートが食べやすいかどうか。カカオ含有量が80%や90%になると、ほとんど甘みを感じません。そのため、カカオ含有量が高くなればなるほど、苦みを感じるようになります。

カカオ含有量が高いと、それだけ栄養価も高く、食物繊維も豊富です。ですが、カカオ含有量だけにこだわってしまうと食べにくくなってしまうため注意しましょう。

また、注意が必要なのは「ダークチョコレート」や「ビターチョコレート」と記載されているチョコレートです。こちらのチョコレートは一見高カカオチョコレートのように思えますが、実はカカオの含有量が低い場合も。カカオバターの代わりに、無塩バターやサラダ油が使用されているケースもありますので、しっかりとカカオ含有量をチェックしましょう。

ダイエット中に避けたいチョコレートの食べ物

ダイエット中でも高カカオチョコレートが食べられることが分かりましたが、中には避けなければいけないチョコレートもあります。

こちらでは、間違えやすいチョコレートの種類を紹介します。

ポイント
  • ミルクチョコレートなどカカオ含有量が少ないチョコレート
  • 糖質や脂質が多いチョコレート菓子やチョコレートケーキなど

ミルクチョコレートなどカカオ含有量が少ないチョコレート

甘い香りや味が魅力のミルクチョコレート。実は、ミルクチョコレートには、カカオマス・カカオバター・糖分の他に、乳成分が含まれています。それゆえ、高カカオチョコレートに比べて、淡い色合いが特徴です。

高い満足度を得られるミルクチョコレートですが、カカオ含有量は高カカオチョコレートよりも低め。また、カカオに含まれる食物繊維の含有量も下がります。そのため、ミルクチョコレートをたくさん食べるのはダイエットに不向きです。

糖質や脂質が多いチョコレート菓子やチョコレートケーキなど

ダイエットに挑戦する決意が固まったら、糖質や脂質の多いチョコレート菓子やチョコレートケーキは避けた方がいいでしょう。

下記の表で、チョコレートケーキのカロリーを解説します。

食品カロリー糖質
チョコレートケーキ(1個)351kcal35.8g
ミルフィーユ(1個)319kcal30.8g
アップルパイ(1個)294kcal31.6g

参照:『いちばん見やすい!糖質量大事典2000』(西東社 前川智監修)

チョコレートケーキは脂質も多いですが、小麦粉・砂糖などの糖質も多く含まれています。またチョコレートケーキのカロリーは、醤油ラーメン1杯分(422キロカロリー)より若干少ない程度。チョコレートケーキのカロリーは、同じケーキであるミルフィーユと比較してもおおよそ1.1倍のため、ケーキの中でも高カロリーと言えます。

ダイエットに効果的な高カカオチョコレートの食べ方

同じ高カカオチョコレートを食べるなら、より高い効果を得られると嬉しいですよね。
こちらでは、ダイエット向きの高カカオチョコレートの食べ方を解説します。タイミングや量などを参考にしてください。

ポイント
  • 一日の摂取量は50グラムが最適!
  • 満腹感を得るならゆっくり味わって食べる
  • 温かい高カカオチョコレートドリンクもオススメ

一日の摂取量は50グラムが最適!

複数回に分けて高カカオチョコレートを食べると、より良いダイエット効果を得られると言われています。基本として、カカオ含有量70%以上の高カカオチョコレート50グラムを一日数回に分けて食べましょう。

なお、朝に高カカオチョコレートを食べると、少量のカフェインが作用して、すっきりと目覚められます。
また、仕事の合間にも、高カカオチョコレートがオススメ。高カカオチョコレートの苦味成分でもある「テオブロミン」には脳を刺激する働きがあります。そのため、ひとかけら食べるだけで集中力がアップします。

高カカオチョコレートは何度かに分けて食べるのが大事です。一回にまとめて食べるのではなく、複数回に分けて食べると、高カカオチョコレートの有効成分が効果的に体内で働きます。

満腹感を得るならゆっくり味わって食べる

高カカオチョコレートのより高い効果を得たいなら、前述したとおり、こまめな摂取が欠かせません。そのため、高カカオチョコレートの食べ忘れを防ぐために、毎日の食べるタイミングを決めておきましょう。食べるタイミングとしては、日常生活に取り入れやすい、食前や食後などがオススメ。

また、高カカオチョコレートを食べるときには、できるだけゆっくりと味わうことも大切。なぜなら、人間は食事をしてから満腹を感じるまでに、おおよそ20分かかると言われているからです。そのため、急いで食事をすると、必要以上のカロリーを満腹を感じる前に摂取してしまうことになります。

食事と同様に、高カカオチョコレートをゆっくり味わって食べると、満腹感を得やすいのはもちろん、カロリーも減らせます。

温かい高カカオチョコレートドリンクもオススメ

高カカオチョコレートは、チョコのかけらを食べるものと思っていませんか。高カカオ含有のココアやチョコレートドリンクでも代用できます。高カカオ含有のココアやチョコレートドリンクも、高カカオチョコレートと同じようにカカオを原料に作られているからです。高カカオチョコレートと含まれている栄養成分は変わりません。

混ぜ物の少ない、カカオを使用したココアなどを選ぶのが、注意すべきポイント。たとえば市販されているミルクココアは、カカオだけではなく、糖分や脂肪分が原材料に使用されているため、その分カカオ含有量が低くなります。

高カカオ含有のココアやチョコレートドリンクで代用するときには、カカオの比率が高いタイプがおすすめ。また、飲むときには、砂糖やミルクも控えることが大切です。

高カカオチョコレートはダイエットに効果的といえど食べ過ぎに注意

甘いものがやめられない方にとって、高カカオチョコレートの選択はうれしいダイエット方法と言えます。ですが、ダイエットに効果的な成分が入っていても、食べ過ぎては意味がありません。

高カカオチョコにも脂質や糖質が少しは含まれています。食べ過ぎると、いくら高カカオチョコレートであっても、摂取カロリーが高くなってしまい、ダイエット効果を発揮できません。せっかく選んだ高カカオチョコレートが無駄になってしまいます。

ダイエット目的で高カカオチョコレートを食べる際には、食べるタイミング・量などに気を付けて、くれぐれも食べ過ぎには注意しましょう。小分けにして一日で食べる分を把握するのが、食べ過ぎを防ぐコツです。

【Q&A】高カカオチョコレートのダイエットに関する質問

以下では、ダイエットに適した高カカオチョコレートの食べ方や選び方に関する質問に回答します。

Q&A
  • カカオの含有量が多いほどダイエット効果が高いの?
  • 高カカオチョコレートとノンシュガーチョコレートの違いは?
  • 高カカオチョコレートは食事の何分前を目安に食べるとよい?

Q. カカオの含有量が多いほどダイエット効果が高いの?

カカオの含有量が多いほどダイエット効果が期待できやすいといえます。

カカオの含有量が高いほど、食物繊維が豊富になり、便秘を解消しやすくなります。食物繊維は便の量を増やし、水分と結びついて腸を刺激します。また、便自体を柔らかくし、排出しやすくするメリットも。便秘はダイエットの大敵です。

また、食物繊維は腸の蠕動運動も整えるため、腸の動きがスムーズになり、ダイエットの際に陥りやすい便秘を予防できます。

Q. 高カカオチョコレートとノンシュガーチョコレートの違いは?

高カカオチョコレートはカカオ濃度70%以上のチョコレートを指すことが多く、砂糖やミルクなどの量が少ないのが特徴です。高カカオチョコレートでノンシュガーのものもあれば、砂糖が使われているものもあります。

ノンシュガーチョコレートとは、砂糖を一切使用しない代わりに、低カロリー甘味料「マルチトール」を用いて作られます。そのため、商品パッケージの栄養成分表示も「砂糖0、糖類0」と表記されるものが多いようです。

マルチトールは麦芽糖を原料とする、糖アルコールの一種です。マルチトールのカロリーは砂糖のおおよそ半分で、砂糖の8~9割の甘さがあります。また、虫歯の原因になりにくい甘味料としても知られています。

低カロリーの甘味料として、砂糖の代わりに使われますが、食品添加物ではないため一般の食品素材に分類されます。

Q. 高カカオチョコレートは食事の何分前を目安に食べるとよい?

高カカオチョコレートに含まれるカカオポリフェノールの働きの一つとして、体内の活性酸素の働きを抑える抗酸化作用があります。カカオポリフェノールは水溶性の成分のため、摂取すると体内の水分と一緒に吸収され、比較的短時間で効果が発揮されます。

その分、効果の持続性が低く、数時間しか体内に留めておけないデメリットも。尿と一緒に排出されてしまうため、高カカオチョコレートの効果を持続するためには、毎日少しずつ、こまめに食べることが欠かせません。

また、食事前に食べるのもオススメです。高カカオチョコレートには、「インスリンの効果を高める」効果があるため、食前20分前に食べると、より高いダイエット効果が期待できます。

高カカオチョコレートをダイエットに上手に取り入れよう

高カカオチョコレートのダイエット効果について解説しました。「高カカオチョコレート=苦い」というイメージだった方も、豊富な栄養や食物繊維が含まれていることで、高カカオチョコレートの捉え方が変わったのではないでしょうか。

チョコレートを食べながらのダイエット。上手く日常生活に取り入れて、より高いダイエット効果を得られるようにしましょう。

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