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NHK夜ドラ【おとなりに銀河】放送開始。破天荒なストーリー設定にもかかわらず、ほのぼのとした気持ちに

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marumi

売れない漫画家のもとにやってきたのは、とある島の王族の姫……となるともう、なにも始まらないわけがありません。NHK夜ドラ『おとなりに銀河』で恋愛初心者のふたりを演じるのは、佐野勇斗さんと八木莉可子さん。ふたりの恋の物語をチェックして、キュンに備えて!
(ネタバレにご注意ください)

NHK夜ドラ【おとなりに銀河】放送開始。破天荒なストーリー設定にもかかわらず、ほのぼのとした気持ちに

「おとなりに銀河」(C)NHK

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NHK総合・夜ドラ『おとなりに銀河』毎週月〜木曜22:45(各話15分)全32回の放送が4月3日にスタートした。雨隠ギドの漫画が原作、主演は佐野勇斗。

連続ドラマは、第1回、第1週でどれだけ視聴者を惹きつけられるかに勝負がかかっている、と私は思う。
だから『おとなりに銀河』も第1週は、姫・しおりの謎めいた出自、一郎の住む日常に持ち込んだ奇想天外なルールを丁寧、かつコミカルに、しかもラブ要素も盛り込んで描き、ちょっと目を離すとおいてけぼりを食らいそうなハイスピード展開で進める。なかなか熱い。

漫画家である一郎の家に、アシスタントとしてやって来たしおり。将来結婚する人は親が決める、という因習に捕らわれた“姫”として育った島を出て、ここにたどり着いた。それは一郎の漫画を読み、「こんな戯論(けろん:無益な、または無意味な言論)が存在しているのか」と驚いたから。

すれ違いからの仲違い、しかし、なぜかそれを糧にして燃え上がる恋という謎の病……その不自由さに胸を撃たれたという。
次から次へと襲う「不自由さ」の波状攻撃を2人でどうかいくぐっていくのか。
その「不自由さ」の象徴が、“姫”たるしおりの持ち込んだ“とんでもルール”に他ならない。

それを象徴する場面。アシスタントとして徹夜明けの朝、うたた寝するしおりのお尻に、一郎が発見したのが突き刺さった1本のGペン。でも、それはペンではなく、しおりのお尻に生えた尻尾(棘)。あわてて抜こうと触れた瞬間、棘が指に刺さり、一郎はしおりとなぜか宇宙へGO。そして、しおりが放ったひと言がこちら。

「あなたと私の棘がつながってしまいました。あなたと私は一蓮托生の契りを交わしたことになります。つまり、いま、私たちは婚姻関係が結ばれました」
⁉︎なお言葉を、姫ならではの目ヂカラ、凛々しい三角眉、低音ヴォイスの合わせ技で、一郎にふんわりと放り投げるしおり。

「あれ、この感じ、どっかで……?」と既視感を覚えた方がSNS上にも多数出現。
そう、しおりを演じているのは、前クールのNHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」で貴司くんの歌に惚れ込んで押しかけ、主人公の舞ちゃんと恋の火花を散らした史子役の八木莉可子さん。

NHKドラマの朝から夜へのシフトチェンジ。おそらく、『おとなりに銀河』も2人の絵面(えづら)のベースは「一歩前に出てグイッと迫るしおり&半歩ズズッと後ずさる一郎」になるのではと思う。

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