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省エネリフォームの【助成金・補助金】「申請の時期はいつか」の確認が、損をしないポイント

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ゆうゆう編集部

生け垣を造ると、助成金がもらえる自治体も

3つ目にご紹介するのは、生け垣を築造した場合にもらえる助成金。これは、ヒートアイランド対策として自治体が実施している制度で、すべての自治体で実施しているわけではありません。助成金の額は、生け垣は築造一面当たり数千円~3万円程度となっています。生け垣を複数設置した場合の上限額を10万円などとしている自治体もあります。

生け垣以外にも、道路と接地している部分を緑化することで助成金がもらえるケースもあります。家の外構部分の緑化を検討している場合は、居住地の自治体に助成金の制度がないかどうかを確認しましょう。

申請時期は着工前にしっかりと確認しよう

今回ご紹介した高効率給湯器の導入や断熱性能の高い窓の設置に対する助成金・補助金の制度を利用する場合は、「申請の時期がいつなのか」を確認しておくことが大切です。申請時期は着工前なのか、工事中なのか、工事完了後でもいいのかを確認してから着工してもらいましょう。

これは私の体験談ですが、数年前、次世代住宅ポイントという制度が実施されていたときに浴室のリフォームを行い、次世代住宅ポイントをもらいました。次世代住宅ポイントについては、きちんと条件に合致しているかを調べて申請したのです。

工事の途中で、わが家に導入した設備が、自治体の助成金の対象になっているものであることに気づきました。しかも自治体の助成金は、私がもらった次世代住宅ポイントよりも、金額が高いのです。ところが、その助成金をもらうためには、着工前に申請しなければなりませんでした。その結果、次世代住宅ポイントよりも金額の高かった自治体の助成金はもらえませんでした。

わが家のように後悔しないためには、自治体にもリフォームの対象になる助成金の制度がないかどうかを、早めに確認することをおすすめします。

 ●法制度などは、2023年3月現在のものです。

※この記事は「ゆうゆう」2023年5月号(主婦の友社)の内容をWEB掲載のため再編集しています。

監修者

ファイナンシャル・プランナー

畠中雅子

ファイナンシャルプランナー(CFP®️)。新聞、雑誌、ウエブなどに多数の連載、レギュラー執筆を持つ。セミナー講師、講演、相談業務、金融機関へのアドバイス業務なども行っている。高齢者施設への住み替え資金アドバイスをする「高齢期のお金を考える会」や、ひきこもりのお子さんの生活設計を考える「働けない子どものお金を考える会」などを主宰。『70歳からの人生を豊かにする お金の新常識』(高橋書店)、『貯金1000万円以下でも老後は暮らせる』(すばる舎)、『病気にかかるお金がわかる本』(主婦の友社・共著)など、著書、監修書は70冊を超える。

ファイナンシャルプランナー(CFP®️)。新聞、雑誌、ウエブなどに多数の連載、レギュラー執筆を持つ。セミナー講師、講演、相談業務、金融機関へのアドバイス業務なども行っている。高齢者施設への住み替え資金アドバイスをする「高齢期のお金を考える会」や、ひきこもりのお子さんの生活設計を考える「働けない子どものお金を考える会」などを主宰。『70歳からの人生を豊かにする お金の新常識』(高橋書店)、『貯金1000万円以下でも老後は暮らせる』(すばる舎)、『病気にかかるお金がわかる本』(主婦の友社・共著)など、著書、監修書は70冊を超える。

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