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老眼鏡はおしゃれアイテムとして楽しむ! マチュア世代、これからの目とのつきあい方は?

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植田晴美

ほんとうは細かい字がぼやけて見えにくいけど、じーっと見ていれば読めることもあるから大丈夫……、そんな経験はありませんか? でも、老眼鏡を敬遠しても、ストレスがふえて目にいいことはありません。目を大切にしたい人に、ふだんから心がけたいことを、Q&A形式で解説します。

Q 老眼を進行させないための生活のコツはありますか? サプリメントは?

A 眼の疲れをためない、自分に合った老眼鏡を使うこと

インターネットで検索すると、「眼の健康にいい」とされているサプリメントがたくさんヒットします。成分や価格などを調べ、自分が納得して使用するのはかまいませんが、残念ながら「サプリメントで老眼の進行予防ができる」という医学的な根拠はありません。

それよりも次に挙げるような眼を疲れさせない、眼の疲れを蓄積しないような生活を心がけることをお勧めします。

眼を使ったら、きちんと休ませる

スマホやタブレットの画面を見たあと、新聞や雑誌を読んだあとなどは意識的に眼を休める時間を持つとよいでしょう。アメリカ眼科学会では、子どもの眼の健康を守るため、20分間近くを見たら、20フィート(6メートル)以上はなれたものを20秒間見つめるという「20-20―20」ルールを推奨しています。これはマチュア世代の眼の健康を守るためにも、有効です。

眼を温める

眼を温めると血流がよくなり、眼の周りの筋肉の緊張がほぐれます。細かな字を見て、「疲れたな」と思ったら、蒸しタオルなどで眼を温めるとよいでしょう。寝るときに、市販のホットアイマスクなどを使うのもよい方法です。

自分の眼に合った老眼鏡を使う

たとえば老眼の初期の場合など、じーっと見つめていれば細かい字が読めることもあるでしょう。「読もうと思えば、読めるから」と老眼鏡を敬遠する人もいますが、そのときの眼の状態に合った老眼鏡を使ったほうが断然眼はラクですし、ストレスも少なくなります。

また「見えないものを何とか見よう」と頑張っていると、眉間のシワが深くなり、老けて見える心配も!

Q 「老眼鏡」向きのメガネフレームってありますか?

A 縦幅の広いフレームがおすすめです

老眼鏡で使われることの多い累進屈折力レンズを入れる場合、縦幅に遠くから近くまで見える度数を入れるため、レンズの縦幅が狭いと使いにくいと思います。老眼鏡を作るのであれば、ボストン型など縦幅の広いメガネフレームがおすすめです。

最近はフレームの形、色などさまざまなタイプのものがあるので、どんな人にも似合うメガネが必ずあります。老眼鏡=おばあさん・おじいさんのメガネという古い意識は捨てて、おしゃれアイテムとして楽しみましょう。

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