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爽やかな季節にぴったり! ソウル市庁前広場+仁寺洞で楽しめるお散歩とイベント情報

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鈴木ちひろ

お釈迦様の誕生を祝って「ソウル燃灯祝祭」が開かれる曹渓寺へ

旧暦の4月8日はお釈迦様の誕生日として、韓国では祝日になっています。今年は5月27日(土)がその日にあたり、5月29日(月)が振替休日に。韓国では日本と違い、土曜日が祝日でも振替休日になりますが、その代わり祝日そのものが日本よりも少なめです。

日本ほど身近ではありませんが、ソウル市内にもいくつかお寺が点在しています。なかでも仁寺洞近くの曹渓寺は、多くの人が参拝に訪れる大韓仏教・曹渓宗(チョゲジョン)の総本山。寺院建築に興味のある観光客にも人気です。毎年お釈迦様の誕生日が近くなるとお寺だけでなく界隈の通り全体に提灯が吊らされ、街中が明るく彩られます。

提灯がずらりと吊るされた姿は圧巻! 蓮の花や龍の提灯なども展示され、特にこの時期は多くの観光客でにぎわいます。

大仏様がいる大雄殿の前には椅子が置かれ、お経を聞けるようになっていました。隙間なく吊るされた提灯には願い事と名前を書けるようになっていて、まるで日本の七夕のよう。

5月11日から28日までは曹渓寺だけでなく、近くを流れる清渓川、コエックスモールの近くにある奉恩寺で提灯に光を灯す「伝統燈の展示会」を実施。他にも5月20日には東大門から曹渓寺まで提灯のパレードを行ったりと、5月は曹渓寺の周りが色々とにぎやかになります。これから旅行の予定がある方は、燃灯会(연등회)の日本語サイト( 연등회(YeonDeungHoe) (llf.or.kr) )でチェックをしてみてもいいでしょう。

日本では見かけない、なんともかわいらしい仏様。 お賽銭箱はありますが、お金を入れずにお水やお花をお供えしたり、何もせずにお願いだけしていく人が目立ちました。

境内にはカフェもあり、寺院と言えど日本よりもラフな雰囲気。色とりどりの提灯は忘れたころに撤去され、クリスマスにはツリー形の提灯も展示されます(仏教なのにクリスマスツリーと、突っ込みどころ満載)。

曹渓寺から鐘閣駅までの道のりには数珠や小さな仏像、韓国の僧侶が着る墨染された僧服など、仏教にまつわるお店が軒を連ねます。

提灯には蓮の花とかわいらしい仏様のイラストが。

鐘閣駅近くは提灯だらけ! 新緑が気持ちよく、散歩の楽しい季節

極寒の冬が過ぎ、春のミセモンジとも別れを告げ、やっと訪れた気持ちのいい季節。散歩をしたりサイクリングをしたり、国民が一気に活動的になります。高層ビルが立ちはだかる都会の中心地と言えど、街路樹が植えられ、清渓川も流れているので自然を感じることができるのがソウルのいいところ。

道も昔に比べたら舗装され、バリアフリーを意識した建物やバスが増えたのでベビーカーや車椅子でも移動が楽になりました。道幅も広く、自転車専用道路がある場所もあるので、ごちゃごちゃしたイメージがあるソウルですが、意外とのんびり散歩を楽しめてGOOD! 朝晩の冷えも穏やかになり、夜はチキン屋の外でビールを飲む人も目立ちます。

鐘閣駅から光化門広場を見て。韓国では片側4車線は当たり前。戦闘機が走れるように道幅が広い、という説をよく聞きます。

都会のオアシス・清渓川。光化門から東大門まで1本道で歩いて行け便利です。

日差しが強くなると開かれる大型パラソル。ソウルの瑞草区で2015年に始まり、今では全国で実施されるように。夏場は特にありがたい存在です。

暑くなると飲みたくなるものがお米を発酵させた飲み物・シッケです。これは「Paul Bassett」の新メニュー・ブルーベリーシッケ。試しに頼んでみましたが、ブルーベリーというより、ほぼシッケ。他にパンプキンシッケもあります。

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