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【おとなりに銀河】流れ星の島で、一郎(佐野勇斗)としおり(八木莉可子)が出す答えを見届けたい

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marumi

売れない漫画家のもとにやってきたのは、とある島の王族の姫……となるともう、なにも始まらないわけがありません。NHK夜ドラ『おとなりに銀河』で恋愛初心者のふたりを演じるのは、佐野勇斗さんと八木莉可子さん。ふたりの恋の物語をチェックして、キュンに備えて!
(ネタバレにご注意ください)

【おとなりに銀河】流れ星の島で、一郎(佐野勇斗)としおり(八木莉可子)が出す答えを見届けたい

「おとなりに銀河」第26話より(C)NHK

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【先週のおとなりに銀河】一郎(佐野勇斗)の名言「自分と違う人がいるから、逆に自分もいていいんだなって」に、しおりも視聴者も共感

第7週のスタートは、一郎(佐野勇斗)が虫垂炎で入院するドタバタから。恋人で19歳のしおり(八木莉可子)と小学生の妹・まち(小山紗愛)は、自分たちが何もできない現実に直面する。でも、一郎の人柄のよさは、幼なじみのもか姉(北香那)やその夫で漫画家としての一郎の担当編集者である護国(本多力)など周囲の人たちのあたたかい支えを引き寄せる。しおりとまちは「急いで大人になろうとしなくていい」「そのままでいい」ことを、この入院で肌身をもって知ることになる。それこそが一郎の願い。お腹は痛かったけれど、願いは伝わった。

一郎の快気祝い、しおりの20歳の誕生祝いもかねて、アパートの庭で開いたグランピング、という名の自宅キャンプ。学生時代、林間学校の最後は、全員で焚火を囲むキャンプファイヤーが定番だった。星空の下で炎を見つめると、心が解き放たれて、おセンチな気分に浸ったことを思い出す。炎の力、畏るべし、焚火パチパチだけの番組が人気なのもうなずける。

今回のおセンチの主役はしおり。自分が流れ星の民の島では“姫”だったこと、体には星の力が宿っていることを告白する。さらに、島では島民の心に語りかけることができること、一郎との間に起こった出来事も。普通に聞けばトンデモ話‼ でも、アパートの住人である穂波(中田クルミ)、栗津(大津尋葵)を含め、動物園ごっこやクリパなどささやかなイベントで同じ時間を過ごしてきたからこそ、全員が黙ってしおりの言葉を聞いていた。日々の積み重ねこそが、人と人との心の距離を近づける。

島を離れ、仕送りも断たれ、一郎との結婚を心待ちに自立を目指すしおりは、漫画新人賞への応募を決意。張り切って得意の妄想をふくらませ、気宇壮大なストーリーを描こうとするが、担当編集者に一蹴される。そんなしおりに説いて聞かせた護国の言葉が沁みる。「小さいけれど、人の心に届くものってあるんじゃないかな」—— 大人になると、やらなくちゃならないことに押し流されがち。幼いころに活躍した日常の小さなことに驚きや喜びを感じるセンサーが鈍っている自分に気づかされる。

そばで聞いていた一郎は、しおりが書いていた「夢実現ノート」がヒントになるのでは?とアドバイス。しおりは、「島にいる自分から見たら、どれも大冒険だったけれど、いざ実現してみるととてもささやかなもの。でも、どれも大切な宝物‼」と目を輝かせる。「ささいな夢を見るうちに、それが日常になる。それが幸せなんじゃないかな」と語る一郎は、流れ星の島の“姫”を名乗るしおりが同じ屋根の下で暮らし始め、戸惑いながら日々を過ごすうちに、きっと大人の階段を一段上ったんだと思う。

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