私らしく生きる 50代からのマチュア世代に

人気記事ランキング 連載・特集

【フェンネル】の栽培方法と活用アイデア3選|桐原春子さんの育てて楽しむハーブ生活

公開日

更新日

ゆうゆう編集部

「ハーブは暮らしに役立ててこそ、楽しい!」と話すのは、長年にわたってハーブを育て、その利用法を研究してきた桐原春子さん。本連載では、毎回1種類のハーブを取り上げ、栽培方法や活用方法、歴史などを教えていただきます。第7回は【フェンネル】です。

本連載の他、桐原春子さんの記事は桐原春子さんの育てて楽しむハーブ生活をご覧ください。

魚料理と相性のよい【フェンネル】

フェンネルは最も古くから利用されてきた歴史あるハーブのひとつ。

魚料理と相性がよいことで知られますが、日常での幅広い利用法をもう少し学んでみましょう。

別名/ウイキョウ(和名) 
科名/セリ科
性質/多年草 
草丈/1~2m

未体験の味わい

フェンネルは約4000年前には古代エジプトで栽培されていた歴史の古いハーブで、王であるファラオの医学書には、タネを薬用にしたという記述が残されています。ギリシア時代には痩身の目的で、ローマ時代には薬用、料理用で使われていました。

桐原春子さんがフェンネルの特長を体感したのは33年前、姉・熊井明子さんとの共著『ハーブ&ポプリ 英国風の楽しみ方』の撮影でロンドンを訪れていたとき。

「図書館で古い文献をあたっていたのですが、併設の食堂に行くとポテトサラダが出たのです。それにフェンネルの未熟果(未熟な種子)が振りかけてあり、甘くさわやかでコクがあるのに驚きました。フェンネルは日本ではまだなじみが薄く、こんなふうにして食べるとおいしいのだとわかり、貴重な体験でした」

以来、自宅でフェンネルを育て、茎葉を料理やビネガーの香りづけに、タネは香りづけの他、パンやお菓子に混ぜて使っているそう。フレッシュでもドライでも利用が可能。

「フェンネルは魚料理のくさみを消すとされますが、肉料理との相性もよいので試してみてください。フローレンスフェンネルは丸く太い茎をゆでて食べてもおいしいですよ」

美しい葉をブーケやガーデニングに

フェンネルの繊細な葉はガーデニングやブーケ、クラフトでも活躍。

「黄色い花がいっぱいに咲くと華やかでブーケにしてもきれいです。ブロンズフェンネルは葉の色がシックで素敵なアクセントになります」

栽培はタネまきか苗から。

「茎が伸びだしたら株元に土を寄せるとしっかり育ちます。鉢植えは高さ30㎝超の深鉢で。秋に子株ができるので、これを育て次につなげます」

地植えでは大きく育ち迫力満点

直径20㎝ほどのバスケットに、基本種のスイートフェンネル(手前左)とフローレンスフェンネル(奥)、葉が褐色のブロンズフェンネルのポット苗を入れました。

糸のような葉がやさしげな風情ですが、地植えにすると株元がしっかりとした大型の株になり、2mほどになることも。

夏には小さな黄色の花が傘状になり集まって咲きます。

この記事の執筆者

PICK UP 編集部ピックアップ