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ショコラさんの住まいとお金のストーリー[前編]別居に早期退職「人生の転機がきたら、暮らしを変えてみる」

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マチュアリスト編集部

今の自分、これからの自分にぴったりくる住まいを見つけた人たちの実例集『大人のひとり暮らし 住まいとお金』から、人気ブロガー ショコラさんの話を2回にわたりお届けします。前編では、24歳で結婚してから2023年春まで、人生の転機と住まいの変遷について語っていただきましょう。

PROFILE
ショコラさん
1956年生まれ。外資系化粧品メーカーでパート勤務後、43歳のときに日系の化粧品メーカーに転職。契約社員から社員となり、最終的には営業所長に。57歳で同会社を退職してからは、呉服関連の会社でパート勤務。2023年春、同会社を67歳で退職。著書に『65歳から心ゆたかに暮らすために大切なこと』(マガジンハウス)など。
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「この先どうしていきたいのか」を見つめて、半歩先に行動を

高校を卒業後就職し、24歳で結婚。年子の2人の男の子に恵まれ、家事や子育てに専念していたショコラさんが再び働き始めたのは、次男が小学校に上がったとき。外資系の化粧品メーカーのラウンダーとして働いていました。

「パートでしたが、自分の采配で商品の補充や売り場のディスプレイを行えるのがおもしろくて。若いころ、スタイリストやウィンドウディスプレイの仕事に憧れていたので、ささやかながらも、その夢が叶っていたのかもしれないな、と今になって思います」

働くことは楽しい。その一方、夫との関係は、苦しく感じるようになっていました。言いたいことが言えず、自分の気持ちを押し込める日々。次第に「一生一緒には暮らせない」と思うようになったのだそう。とはいえ、自分の感情にまかせて子どもに辛い思いをさせるわけにはいきません。また、「この先、どうしていきたいのか」という問題についても考える必要がありました。

よくよく考え、別居したのは42歳のとき。独身時代に貯めたお金とパートで稼いだお金を資金に、人生初のひとり暮らしが始まります。

住まいは、婚家からほど近くの1Kアパート。住まい探しの際、婚家からの「近さ」を優先したのは、高校生になった2人の子どもの環境を変えるより、「通い子育て」のほうが、子どもの負担が少ないと考えてのこと。

仕事後、婚家へ直行。家事や夕飯、翌日のお弁当づくりをして、ともに食卓を囲み、子どもがそれぞれの個室に戻ったら、自宅に戻る。そんな月日を重ね、子どもが成人したときに、正式に離婚。

そんな「通い子育て」の日々の中で訪れた2つの転機。それは43歳で転職し、正社員として働き始めたこと。そしてもうひとつは、46歳のときにマンションを購入したこと。

1K のアパートは、子どもたちが遊びに来るのには手狭で、引っ越しを考えていたある日。友人が「〝少しは自分の老後のことも考えて〟と、分譲マンションのチラシを持ってきてくれたんです。それが今の家」。

販売価格は2000万円台前半。35年ローンが組め、月々のローンは6万5000円。「これなら買えそう」という現実的な金額に、目がとまりました。また、当時の分譲マンションはファミリー層を対象とした物件が多く、単身者やカップル向けのコンパクトな物件は珍しかったことも、購入に至る後押しに。

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