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「シークレット・ガーデン」を一気見。ヒョンビンが雨雲に向かって走り去る車の轟音を聞くだけで、涙が止まらない16〜20話【韓国ドラマ】

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marumi

「シークレット・ガーデン」は、2010年11月から2011年にかけて、韓国SBSで放送されたテレビドラマ。「これこそラブコメの王道!」と絶賛する方も多いのではないでしょうか。ドラマの放映後、ヒョンビンが兵役に行ったことでも話題になりました。全20話を久しぶりに一気見した感動を3回に分けてお届けします。この記事は16〜20話のレビューです。
※ネタバレにご注意ください

↓↓6〜15話はこちら
「シークレット・ガーデン」を一気見。魂の入れ替わりをキュートに振り切って演じたヒョンビンの演技が秀逸 6〜15話レビュー【韓国ドラマ】

何度も観たことがあるし、結末も知っている。それでも涙なくしては見られないシーンが詰まった終盤16~20話。特に、17~19話は神回だ。

雷が鳴り、雨が降ると男女が入れ替わるドタバタファンタジーに浸った15話までとは打って変わって、愛するキル・ライム(ハ・ジウォン)の幸せを願い、魂を入れ替えてまで命を差し出すツンデレ財閥御曹司キム・ジュウォン(ヒョンビン)の、愛を貫く覚悟が描かれる。結構、重い。

17話。念願のハリウッド映画で主演を射止めたキル・ライム(ハ・ジウォン)だが、カースタント撮影中に不慮の事故に遭い、脳死と判定される。声をかけても目を覚まさないライムの傍らに寄り添うジュウォンは、人生を懸けた決断をする。

病院からライムを連れ出し、オープンルーフ(ここ、重要!)の車の助手席に乗せたジュウォン。意識のないライムに「一生僕だけを思い続けてほしい。大好きだ。愛してる」と語りかけ、雨雲が低く垂れ込め、稲光が轟く遠い道の先へ、一直線に車を走らせる。

雨に打たれるタイミングでライムと魂を入れ替え、ジュウォンは死を選んだのだ。ジュウォンがハンドルを握り、雨雲に向かって走り去る車の轟音を聞くだけで、涙が止まらない。その映像は、数ある韓ドラの中でも印象に残るシーンとして多くの人の記憶に残っているに違いない。

「どれだけ年上で、大人になったら、人のために死ねる?」—— 脳死のライムの身代わりになって、病院で生死を彷徨うジュウォンの姿を見て、自問自答する従兄弟オスカー(ユン・サンヒョン)のセリフ。女好きで軽薄イメージの韓流スター・オスカーだが、実はいちばん人の気持ちに寄り添うことを知っている男だ。そこも、見た目とのギャップでドラマにはまるツボだった。

『シークレット・ガーデン』は、ドラマの中で起きる出来事を我が身に引きつけて共感できるセリフが散りばめられている。最高視聴率37.9%の大ヒットの種はこんな何気ないオスカーのつぶやき、ディテールに宿る。

18話。意識を失った2人の夢の中にライムの父が現れ、「この酒が魔法の始まりでもあり、終わりでもある」と、神秘のガーデンで土産に渡されたのと同じ薬酒を2人に振る舞う。ジュウォンとライムの“縁”と“運命”のすべてを司っていたのは、夢の中でしか会えないライムの父だった。

翌日目を覚ますと、お互いの魂は元に戻っていたが、ジュウォンはエレベーターに閉じ込められた事故以降の記憶を失っていた。命を懸けて愛したライムのことさえも……。

その空白期間の記憶を手繰り寄せるうち、ジュウォンは13年前に殉職したライム父の命日が、エレベーターの宙吊り火災事故に遭ったと日と同じ、と気づく。そして、息子をライムと別れさせたい母ブノン(パク・ジュングム)から、自分の命を救って殉職したのはライムの父、ライムはその弱みにつけ込んで誘惑している、と聞かされる。

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