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【どうする家康】信長(岡田准一)が家康(松本潤)をもてなした献立が記録に残っていた

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鷹橋 忍

徳川家康というと、どういうイメージをもっていますか? 2023年のNHK大河ドラマ「どうする家康」では、どんな家康が描かれるのでしょうか。戦国武将や城、水軍などに詳しい作家 鷹橋 忍さんに、知られざる徳川家康の姿や時代背景などについてひも解いていただきましょう。

【どうする家康】信長(岡田准一)が家康(松本潤)をもてなした献立が記録に残っていた

「どうする家康」第27回より(C)NHK

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【どうする家康】贅を尽くした富士遊覧が、信長(岡田准一)の心をつかむ。そして迫る、本能寺の変

『どうする家康』第27回「安土城の決闘」では、家康たちは岡田准一さんが演じる織田信長から、安土城に招かれました。

すごいお城でしたね。
酒宴のメニューも、美味しそうに見えました。
そこで今回は、安土城と、信長のおもてなしメニューについて、ご紹介したいと思います。

まずは、安土城から見ていきましょう。

安土城

ヨーロッパの塔より気品が漂う

安土城は、当時の日本最高の技術を結集して造られた城だといわれます。

特筆すべきは、外部は五重、内部は地上6階+地下1階とされる巨大な天主でしょう。

外部は各層ごとに別々の色で塗られ、内部には安土・桃山時代を代表する画家・狩野永徳の墨絵が障壁に描かれた部屋があるなど、外部も内部も豪華絢爛であったようです。

ポルトガル人のイエズス会宣教師ルイス・フロイスも、「ヨーロッパの塔よりも、はるかに気品がある」と記しています(ルイス・フロイス著 松田毅一・川崎桃太 訳 『完訳フロイス日本史3 安土城と本能寺の変 織田信長篇』)。

信長のあとを追うように

信長が安土城の工事を開始したのは、天正4年(1576)正月からでした。
着工から3年が経った天正7年(1579)、信長は安土城の天主に移っています(『信長公記』)。

ですが、まだ完成したわけではありませんでした。最終的な完成は、2年後の天正9年(1581)、信長が48歳のときのことです。

完成した安土城に、信長は長く住むことはできませんでした。
翌天正10年(1582)6月2日、本能寺の変が勃発したからです。

信長のあとを追うように、安土城もまた、焼失してしまいます。

次は、信長のおもてなし料理をみていきましょう。

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