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睡眠力の老化に。二度寝してもOKの3つのルールとは?医師がアドバイス

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雑誌「健康」編集部

年を重ねると、深い眠りにつくための睡眠力はどうしても弱まります。睡眠のスペシャリスト 坪田聡先生に、質の高い眠りを得るための最新 睡眠ワザを伺いました。3回に分けてお届けする前編は、朝起きてからお昼までに心がけたい7つの睡眠ワザです。

質のいい睡眠によって何歳からでも体は若返る!

質の高い睡眠をとる「睡眠力」は、年を重ねるとだんだん老化していきます。そのため、睡眠の悩みを抱えがちになりますが、「睡眠力の低下を防ぐことはできなくても、生活習慣の見直し、睡眠環境の改善、ストレス緩和などにより、睡眠の質を変えることはできます」と、坪田先生。

「睡眠には疲労回復のほかに、シミやしわの改善、薄毛や白髪の予防といった、美容面でのアンチエイジングにも効果があり、見た目の若返りにつながります。いくつになっても、睡眠中に成長ホルモンを分泌することができますし、それによって若返ることができますよ」

睡眠の悩みが増えるワケ

【年を重ねることで睡眠力が老化する】
深い眠りにつくための睡眠力は、10代がピーク。徐々に弱まり、50代ごろから大きく衰えます。脳内の松果体の機能が老化によって低下し、メラトニンの分泌が減ることが原因に。

【ホルモンバランス、生活習慣の変化が影響】
女性の場合、閉経をきっかけに睡眠を助けてくれる女性ホルモンが急激に減少します。また生活習慣や、子どもの独立といった生活環境の変化が睡眠に影響することも。

睡眠ワザ1 毎日、起床時間を一定にする

夜眠る時間を決めるよりも、朝起きる時間を毎日一定にするほうが、体内時計が自然に整いやすくなります。
その結果、よく眠れるようになり、健康的な生活スタイルになりやすいのでおすすめです。

睡眠ワザ2 起きたら朝日を浴びて体内時計をリセット!

体内時計を整えることは、夜にぐっすり眠るためのカギ。規則正しく過ごしていても、毎日少しずつズレてしまいます。
これを整えるのが、太陽光や強い光。起床後はカーテンを開けて、しっかりと朝日を浴びて。

睡眠ワザ3 20分ルールの「二度寝」でスッキリ

朝の「二度寝」には疲れた心を癒やす効果が。
ストレスから身を守るホルモン「コルチゾール」が二度寝によって全身へ行き渡り、効果を十分に発揮。目覚めがすっきりするだけでなく、体に活力がわき、気持ちも上向きに。

二度寝ルール

①20分の「ちょい寝」にとどめる

ダラダラ寝るのはNG。
深い眠りに再び入らないようにしながら、まどろみを楽しむこと。

②眠りにつく感覚を味わう

すーっと心地よく眠りに引き込まれる二度寝。
夜の入眠感覚との違いを感じてみて。

③三度寝、四度寝はNG!

三度寝、四度寝は目覚めを悪くするため厳禁。
二度寝をしたら一度でスッと起きること。

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