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梅雨時のイライラを解消する2つの方法とは? 時田ひさ子さんが提案

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佐藤ゆかり

一人になれるスペースと時間を持つ

また、「家でごろごろしている夫の存在そのものがストレスのもとで『覇気がない』『趣味でも見つければいいのに』『どこかへ行けばいいのに』などとイライラ」するとのことですが、他人の行動や意識を変えようとしてそもそも無理なのです。他人と過去は変えられないんですよね。 なのに「変えよう」としたら、変わらないことにますますイライラが募ってしまいます。奥様がイライラしていたら、ご主人も気分が悪くなりますよね。そして、それは夫婦関係の悪化につながってしまいます。

「自分が変えられるのは自分だけ」と認識し、相手の行動を変えようとするのではなく、自分のイライラを抑える方法を考えましょう。

そのひとつは自分だけのスペースを持つことです。

実は、人は視覚から入ってくる情報に感情を引き起こされやすいんです。つまり、ゴロゴロしている夫の姿を見ることで「嫌だ」という感情が引き起こされ、イライラしてしまうわけです。
ならば、ご主人の姿を見なくてもすむような場所へ避難してください。

可能なら自分の個室を持てると最高です。たとえば自立したお子さんの部屋を自分の部屋にしてはいかがでしょう。そこで思い切りネット三昧したり、本を読んだり、趣味の手芸をしたり、誰にも見られないところで好きなことをするんです。

自室を持つのが難しければキッチンの隅とか、イライラのもとであるご主人の姿が見えないところに自分のスペースを作るのもいいですね。ちなみに私は脱衣所に快適な椅子を置き、パソコンを持ち込んで一人の時間を楽しむことがあります。

人はニオイにも影響されやすいので、一人のスペースに好きなアロマなどをおくのもいいですよ。香りが五感に働きかけ、梅雨時期の不快指数をさげてくれるはずです。

イライラしそうになったら、外へどんどん避難してしまうのもおすすめです。
自分好みのカフェで2時間ほどくつろぐなど、湿度の低い快適な場所で自分だけのとっておきのひとときを過ごすうちに副交感神経が刺激を受けてリラックス状態になり、イライラも収まります。

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