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【たんぱく質ダイエット】の成功のコツ。朝食でとりたい脂質とは?

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更新日

植田晴美

たんぱく質をとることが、ダイエットには効果的。ここでは、たんぱく質ダイエットを成功させるための大切なポイントをお話ししましょう。朝食で心がけてとりたい「脂質」について。体内時計をリセットする役割を担います。理学博士で管理栄養士の古谷彰子さんに教えていただきます。

★たんぱく質ダイエットの基本を読む★

パンもごはんも普通に食べていい!【たんぱく質ダイエット】とは?

たんぱく質は動物性、植物性をバランスよく食べる

たんぱく質ダイエットを成功させるコツは、たんぱく質を朝食でとること。
なぜかというと朝食でたんぱく質をとることで、ほうっておくとずれていく体内時計をリセットして、太りにくい体を作れるからです。

1日の食事でとりたいたんぱく質量の目安は、50代の女性で50g程度。男性は65g程度です。

1日の活動量によって目安量は少しずつ異なりますが、1回の食事でとりたいたんぱく質量はおおよそ自分の体重×0.4グラムと考えるとよいでしょう。

1日3回の食事で、肉や卵、乳製品などの動物性たんぱく質と大豆などの植物性たんぱく質の両方をバランスよく食べてください。

朝食では魚を食べて体内時計をリセット

とくに朝食におすすめのたんぱく質食材は魚です。

魚にはドコサヘキサエン酸(DHA)、エイコサペンタエン酸(EPA)という脂質が含まれています。DHAとEPAは体内で合成することのできない不飽和脂肪酸の一つ。体内時計のリセット効果のあるインスリンの分泌を促してくれます。

DHA、EPAを多く含むのはまぐろ、いわしやさば、さんまなどの青魚です。まぐろの油はインスリンの産出量が多いので、体内時計のリセット効果も即、期待できます。

DHA、EPAのうれしい健康効果

★体内時計をリセットして、太りにくい体づくりに役立つ
★血液の循環をよくして、血管の健康を維持する
★脳の機能向上
★コレステロール値を改善する(善玉コレステロールを増やす)
★中性脂肪を低下させる

注目! こんな報告もあります

・低出生体重児を対象に調べたところ、DHAを含む乳をのんだ場合、飲んでない赤ちゃんと比べると知能指数の向上、成長後も学習能力や集中力の向上に関係するという報告があります。

・EPAとDHAが豊富なサバを食べると、血液循環に関するリスクが改善した、高血圧症の人がサバ缶を2週間食べ続けたことで血清中の脂肪の量や血圧が改善したという報告もあります。

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