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秋旅におすすめ!都心から行けるダリアの咲くガーデンめぐり

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園芸ガイド編集部

服部牧場ファームガーデン

神奈川県・丹沢山地の豊かな自然に囲まれた服部牧場の一角に、服部牧場ファームガーデンはあります。小さな石段を上ると、山を借景に色づいたグラスと秋の草花が織りなす景色が眼前に広がります。服部牧場ファームガーデンのダリアは、まるで最初からそこにあったようにさりげなく植栽されています。このガーデンを一人で管理しているのは、ガーデナーの平栗智子さん。「ガーデンに一歩踏み入れると、まず目に入るのは全体像。園路を歩き回りながら観賞するのでダリアだけのワンコーナーはつくらず、宿根草やグラスと組み合わせてガーデンになじませ、ダリアを特別扱いしない使い方をしています」。

ルブスと黄覆輪のアガベ、アオチカラシバの穂に色をリンクさせた、ダリア‘ムーンライト’。秋に傾いてきた夕日が一瞬だけ差して輝く場所。

服部牧場ファームガーデンのもうひとつの見どころは存在感のあるグラスやリーフ類です。見た目だけでなく手触りも楽しめるグラス類は、牧場を訪れるファミリー層にも大人気。ミューレンベルギア・カピラリスやユーパトリウム‘グリーンフェザー’、アマランサス‘スイートベルベット’など、秋らしく葉や穂が色づいた個性的なグラスやリーフ類がダイナミックに植栽されています。そして点在するように、主張しすぎない中輪以下のダリアがアクセントの役割を果たしています。グラスガーデンをキャンバスにダリアの花色を散らしたような景色は、どこか懐かしさを感じさせる秋の風景となっています。

ポンポン咲きのダリア‘サックル ローズピンク’。同じ品種の色違いのダリアなどを間隔をあけてリズミカルに植栽。

ガーデンでひと際目を引くニューサイランと、秋の定番花・シュウメイギク。

【GARDEN DATA】
服部牧場ファームガーデン
神奈川県愛甲郡愛川町半原6087
https://kanagawa-hattoribokujou.com/

ダリアの開花期は6月ごろから始まり10月中旬まで。

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