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頻尿・尿漏れに自宅でできるセルフケア。見直したい7つの生活習慣とは?

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植田晴美

【5】冷たいものは常温に戻して飲みましょう

お風呂上がりに冷たい水や冷蔵庫で冷やした麦茶を飲んでいませんか? アルコールやカフェイン飲料を避けていても、冷たい飲み物を飲んで急に体を冷やすのはよくありません。常温に戻してから飲みましょう。

【6】体を冷やさないよう心がけて

体が冷えると脳が反応して、尿道の締まりが悪くなり、膀胱の反射も起きやすくなります。とくに寝るときは腹巻、おへそまで隠れるショーツでおなかをしっかりガード。足元は湯たんぽなどで温めて寝るとよいでしょう。

【7】着圧ストッキング、適度な運動などでむくみを予防

運動不足だと足に水分(体液)がたまり、夕方になると足のむくみを感じます。その状態でベッドや布団に横になると、足にあった水分が、血流に戻り尿量が増えるために、夜間に尿意を感じやすくなります。足がむくみやすい人は日中、着圧ストッキングや着圧靴下をはいてむくみ予防を心がけるとよいでしょう。

夕方に、散歩などを軽い運動をするのもおすすめ。運動をすると血液・体液の循環も促されるので、足にたまっていた水分が尿として排泄され、夜間頻尿の軽減に役立ちます。

男性は要注意! 「座り姿勢」+「振動」は前立腺によくない!

仕事などで長距離運転が習慣になっていると、前立腺の慢性的な炎症(慢性前立腺炎/慢性骨盤痛症候群)を招く心配があります。会陰部が圧迫された姿勢で振動を受け続けるのがよくないので、バイクや自転車の長距離走行も気をつけて。可能な限り、こまめに休憩を取り「立つ時間や体を動かす時間」、「振動を受けない時間」を作りましょう。

また、男性の排尿症状を呈する病気で注意が必要なのは前立腺癌です。初期には症状を呈しませんが、だからこそ早期発見が重要です。特に50歳を超えると罹患率が増加するため、年1回の前立腺癌検診(PSA検査)を受けましょう。


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監修者

日本泌尿器科学会認定専門医

髙山美郷

日本泌尿器科学会認定専門医・医学博士・Certificate of da Vinci® as a console surgen
厚生労働省指定 オンライン診療研修修了 医師緩和ケア研修修了
2014年岩手医科大学卒業。亀田総合病院、盛岡赤十字病院、倉敷成人病センタ-、大手美容クリニックなどを経て、2023年5月、女性医療クリニックLUNAで泌尿器科外来を開始。女性泌尿器科・腟医療・美容、トータルで女性をサポートしている。

日本泌尿器科学会認定専門医・医学博士・Certificate of da Vinci® as a console surgen
厚生労働省指定 オンライン診療研修修了 医師緩和ケア研修修了
2014年岩手医科大学卒業。亀田総合病院、盛岡赤十字病院、倉敷成人病センタ-、大手美容クリニックなどを経て、2023年5月、女性医療クリニックLUNAで泌尿器科外来を開始。女性泌尿器科・腟医療・美容、トータルで女性をサポートしている。

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