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生活費月12万円のショコラさん。退職後の家計はどう変わった?増えたもの、減ったものを聞きました

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池内かずこ

退職後の支出の変化は?

まず、増えた費用は——
「生活費のうち趣味娯楽費がアップしています。月に3~4回は、友人や息子たちとおでかけしたり外食したり。集まる回数は退職前とさほど変わらないのですが、最近では外食が値上がりして、ランチ会もひとり3000円前後が相場。友人が2000円台で食べられるお店を探してくれますが、それでも以前より2000円~3000円アップして、1万1000円~1万2000円くらいになりました」

友人や息子さんたちなど「だれかと一緒の外食」は楽しむための時間なので、食費ではなく趣味娯楽費からの支出にしています。
昨年、長男夫婦に初孫が生まれ、お食い初めの会食に出かけたり、施設にいるお母さまを訪ねたりすることも増えています。
「よく出かけているので、交通費はアップ。以前は3000円で済んでいたSUICAのチャージ代が6000円になっています」

食費の変化はどうでしょう。
「退職後は、朝昼兼用にすることもあるので、出勤していたころとさほど変わらず、だいたい2万円の予算内でおさめるようにしています。散歩中にひとりで喫茶店に入って飲むコーヒー代や、ひとりランチ用に買うお弁当などは、食費から出していますが、あまり変化はないですね」

では、減った費用は?
「固定費を圧縮できないかと見直して、固定電話を解約。その後、3000円台だったスマホ代を見直して、かけ放題もやめたのですが、まだ請求が来ていないので現在は2600円です。この月は固定費がぎりぎり6万円の予算内でおさまりましたが、ちょっと出ちゃう月もありますね」

固定電話は解約するとなんとなく不安になる人や、スマホのプラン変更も手続きが面倒でなかなか踏み切れずにいる人も多いはず。

「私も悩みましたが、固定電話には営業の電話がかかってくるだけですし、自分で固定電話を利用する機会と言ったら、自分のスマホの置き場所を忘れたときくらい(笑)。実際、なくても困らないですね。スマホのかけ放題をやめると、700円くらい安くなります。ただ、自分からかけるときは、長電話をしないように気をつけないとね」

ここまでの生活関連費は、12万円でおつりが出る金額でした。

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