私らしく生きる 50代からのマチュア世代に

人気記事ランキング 連載・特集

【ガーデニング】園芸家・青木純子さんの庭を美しくキープする春の作業「花がら摘み」「害虫予防」「つるの誘引」

公開日

更新日

青木純子

伸びたクレマチスのつるの誘引(3〜6月)

クレマチスは3〜4月に芽吹き、つるを伸ばし始めます。剪定枝を添えて、少しずつこまめにつるを塀や樹木に導くと、絡ませたい場所に誘引できます。

ステンレスのワイヤーに誘引( ‘プリンスチャールズ’ と ‘ミセス・T・ルンデル’ )

板塀に渡したステンレスのワイヤーの内側に、挟むようにしてつるをやさしく誘引する。

5月下旬、満開のクレマチス3種。薄紫色は多花性で人気の ‘プリンセスチャールズ’、赤紫色は ‘ミセス・T・ルンデル’、下に咲くのは ‘テッセン’。

ステンレスのワイヤーに誘引( ‘プリンスチャールズ’ と ‘ニュー・ヘンダーソニー’ )

約7㎝に切ったビニタイをくるくる丸めるようにして、つるをステンレスのワイヤーに固定する。しっかり縛ると、簡単につるが折れてしまうから要注意!

ビニタイを約7㎝に切って使うと、クレマチスの繊細なつるをワイヤーに留めやすい。

誘引後。

5月下旬、ブラックベリーの枝や、塀に渡したステンレスのワイヤーにつるを絡めて咲くクレマチス。薄紫色の花は ‘プリンスチャールズ’、濃い紫色の花はわが家の新顔の、花形が個性的な ‘ニュー・ヘンダーソニー’。

低木に絡ませて誘引( ‘エンテル’ )

ビニタイなどで固定しなくても、近くにある樹木の枝葉につるを絡ませるようにするだけで、咲いてほしい場所に自然に誘引できる。絡ませているのは、赤軸アジサイの枝葉。

6月、薄ピンク色の ‘エンテル’ が、赤軸アジサイに絡み満開に。ビニタイなどを使わずに低木の枝葉に誘引したので、仕上がりがとってもナチュラル。

トレリスに誘引( ‘テッセン’ )

5月下旬、花壇奥の、白花のバイカウツギとアジサイ ‘安行四季咲き’ の間に植えた ‘テッセン’。つるが自然に樹木の枝に絡み、白と紫色が個性的な花を多数咲かせた。

トレリスに誘引( ‘エレガフミナ’ )

5月中旬、足元にラズベリーを植えたトレリスに絡んで咲く ‘エレガフミナ’。ビニタイの使用は最小限にして、トレリスの穴につるを導いて絡ませた。

次回は「咲き終わった花の整理」など春の作業について、青木さんに教えていただきます。

※この記事は『長く続けられる美しい庭づくり 』青木純子著(主婦の友社刊)の内容をWEB掲載のために再編集しています。

撮影/青木純子

★あわせて読みたい★

【ガーデニング】園芸家・青木純子さんのローメンテナンスでも美しい春の庭を拝見! 【ガーデニング】ロマンチックでやさしい印象の「ピンクのオステオスペルマム」の寄せ植え 【ガーデニング】春から秋まで咲く コスパ抜群の花8選 元気に長く咲かせるポイントは?

長く続けられる美しい庭づくり

青木純子著
主婦の友社刊

年齢を重ねても庭はきれいにしておきたい、ガーデニングをできるだけ長く楽しみたいと思う方は多いのではないでしょうか。ガーデニング雑誌『園芸ガイド』で大好評だった、京都在住の園芸家、フォトグラファーである青木純子さんの、ローメンテナンスガーデニングの記事に大幅に加筆して一冊にまとめました。シニアガーデナーはもちろん、これから庭づくりに挑戦したいという人や、時間のない週末ガーデナーにも役立つ知識が満載です。

※「詳細はこちら」よりAmazonサイトに移動します(PR)

詳細はこちら

PICK UP 編集部ピックアップ