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【コッソンビ熱愛史】イ・ソル探しに拍車がかかり、3人のラブラインに胸キュンの5〜8話レビュー【韓国ドラマ】

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marumi

「コッソンビ熱愛史」は3人の眉目秀麗な男子たちが織り成すラブロマンスミステリー時代劇。マチュア世代がワクワク・ドキドキ、心から楽しめるドラマです。Amazon prime videoで全話配信中。さらにNHK BSプレミアム /BS4Kでは7月2日から「コッソンビ 二花院の秘密」として放送開始。マチュアリストでは全18話のドラマを5回に分けてレビューをお届けします。今回は5〜8話について紹介しましょう。
※ネタバレを含みます

1〜4話はこちら

【コッソンビ熱愛史】3人のイケメンの謎解きドラマが見逃せないと話題。1〜4話レビュー【韓国ドラマ】

科挙を受験するソンビのための宿「二花院(イファウォン)」を営むユン・ダノ(シン・イェウン)。この二花院にやって来た3人のコッソンビといっしょに、姿を消した世継ぎ(廃世孫)イ・ソルの行方探しに奔走する。次々と襲い掛かる危機に緊張感マックスのイ・ソル探しがストーリーをグイグイ引っ張り、ダノと3人の恋を描くラブラインに胸キュンの5~8話。謎解きに欠かせない伏線が張り巡らされていて、目が離せない。

兄弟を殺して王の座に就いたイ・チャン(ヒョヌ)にとって、兄の子であり本来の王位継承者である「世孫」のイ・ソル、別名「玉塵」は、生かしておけない人物。漢城府判官のチャン・テファ(オ・マンソク)を使って行方を追わせる。このイ・ソルには、絶体絶命のピンチにどこからともなく助けにあらわれる「番人」の存在があった。実は、チャン判官は番人に息子を殺された過去があり、イ・ソルを探す目的は番人を探し、仇討ちをすることだった。

このチャン判官に、イ・ソル探しと引き換えに二花院を取り上げないでほしいと交換条件を出したダノ。二花院を手放したくないのには、姉ユン・ホンジュ(チョ・ヘジュ)の存在があった。ホンジュは、番人に殺されたチャン判官の息子の許嫁。殉死を迫るチャン判官には病気で死んだことにして、人目を避けるように二花院の離れで暮らしていたのだ。次から次へと絡まり合う人間関係。緻密に練られた脚本あってこそ、だ。

イ・ソルのそばには必ず番人がいる―― コッソンビたちに疑いの目を向けるチャン判官の厳しい追及を受けるうちにこの事実を知ったダノ。3人のコッソンビのうち、キム・シヨル(カン・フン)が「玉塵」で、武芸に長けるカン・サン(リョウン)が「番人」なのでは?と推測する。ならば、いまや運命共同体の彼らをチャン判官に“売る”わけにはいかない―― ダノは二花院を手放し、姉のホンジュ、使用人の羅州宅(イ・ミド)とともに漢陽を離れる。

一方、もう一人のコッソンビであるチョン・ユハ(チョン・ゴンジェ)は、両班名家の出でありながら養子に出された辛い過去を持ち、暴君チャンが支配する国の行く末を案じる仲間と「木人会」を結成。近いうちに民を思いやる新しい国王があらわれることを記した書『三韓秘記』の教えを密かに広めていた。そのことを知ったサンは、ユハに頼んで『三韓秘記』を譲り受ける。その禁書の余白にサンが描いた絵を見たダノは、イ・ソルが誰なのかを知る。

それにしても、時代劇でよく見る、国王周辺に仕えるお偉いさんの髭爺たちが長々と合議をしながらストーリーを説明するような、画面的に退屈なシーンがほとんどない。王位争いドラマの割にはドロドロせず、いい感じにスピーディーなのだ。

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