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【秋の快眠術】着替えるだけでよく眠れるようになる服とは?

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雑誌「健康」編集部

年を重ねると、深い眠りにつくための睡眠力はどうしても弱まります。夏の疲れも加わってストレスがたまりやすくなる時期。睡眠のスペシャリスト 坪田聡先生に、質の高い眠りを得るための最新 睡眠ワザを伺いました。3回に分けてお届けする後編は、夜寝る前の準備です。

★睡眠ワザ8〜12はこちら★

自然に寝つける睡眠ワザ。夕食の「冷やしトマト」の秘密を知ってる?

睡眠ワザ13 お風呂は眠る1~2時間前にぬるめのお湯で

入浴後、一度温まった深部体温が冷えてくると、体はだんだんと眠たくなってきます。就寝時間から逆算して、1~2時間ほど前に入浴を。ややぬるめの38~40℃ほどのお湯に、10~20分ほどつかりましょう。

【すぐに眠りたい日は全身シャワーで】
シャワーだけのほうが深部体温は高く上がらず、結果眠気が早く訪れます。42℃前後に設定し、高い位置から全身に浴び、体に冷えを残さないように。血流改善のため、特に足元はしっかり温めること。

睡眠ワザ14 パジャマに着替えるだけでよく眠れるようになる

ジャージやスエットなどの部屋着のまま眠るよりも、パジャマに着替えるだけで心身がリラックス。夜中に目覚める回数が減り、睡眠の質が上がります。パジャマ選びは肌ざわりや着心地のよさを重視して。

パジャマは着心地のよさを重視して
●吸水性・速乾性・通気性が高い
●柔軟性があり体を締めつけない
●表面が滑らかで形がシンプル

睡眠ワザ15 お気に入りの香りでリラックスを

寝室に香りを取り入れると安眠しやすくなる効果が。好きな香りや心地よく感じる香りは、本能的な安心を誘って心身がリラックスでき、眠りにつきやすくなります。特に神経が高ぶって寝つけないときに。

【眠りにいい香り】
・ラベンダー
鎮静効果をもたらす成分「酢酸リナリル」を35%以上含む「真正ラベンダー」がおすすめ。

・シダーウッド
睡眠に効果のある成分「セドロール」を多く含み、ほんのりスパイシーな樹木の香り。

・玉ねぎ
ほんのりにおいがするかどうか程度の少量を部屋に置くと、眠りを誘う効果がある。

・コーヒー
コーヒーの香りは気持ちを落ち着かせ、睡眠を促進。ただし睡眠前に飲むのはNG。

睡眠ワザ16 眠る前に翌朝の起床時間を強く描く

「何時に起きる」という意志をもって眠ることで、それに近い時間に自然と目覚める力を自己覚醒能力といいます。年齢が上がるほどできる人が増え、生活改善や練習によってもできるようになるといわれています。

【自己覚醒能力のコツ】
①起きる時間の数字を数えながら、同じ回数だけ枕をたたく
②「明日起きたらどんないいことがあるか」を考える
③「起きられるから大丈夫」を気楽に念じる

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