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【ガーデニング】芽出し苗で楽しむ 秋に咲く球根植物6選。植えたまま来秋も咲く多年草

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光武俊子

春のチューリップなどに比べてイマイチ認知度の低い「秋に咲く球根植物」。じつは個性的ですてきなバリエーションがあります。厳しかった夏を乗り越えて咲き出す花々は、季節感たっぷり。植えたまま来秋も咲いてくれるのが嬉しい!

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秋に咲く球根植物とはどんなもの?

まだ残暑厳しいころ、わが家のベランダの鉢植えや小さな花壇で真っ白な花をパッチリ咲かせるのがゼフィランサス(タマスダレ)です。植えっぱなしで5年以上、何もしなくても「暑さが終わるよ~」と教えてくれる嬉しい花。

あるいはお彼岸のころ、あぜ道に咲くリコリス(ヒガンバナ)や、農家の庭先に咲くコルチカムが視線を引きつけます。これらは葉が出る前に花が咲くので、ひときわ目立つ存在。秋咲きの球根植物は主役級からグラウンドカバーまで多彩です。

本来は6~7月に出回る球根を植えつけますが、数多くはないものの生産者が球根から育てた芽出し苗が8月終わりごろから出回ります。ポット苗の土をくずさないでそのまま鉢や庭に植えましょう。寒さに弱いダリア以外は植えっぱなしで、来年も楽しめます。

ゼフィランサス

個性豊かで育てやすい!秋に咲く球根植物6選

ヒガンバナばかりじゃない! リコリス

開花期:7月中旬~10月(種類による)
草丈:30~60㎝

半日陰のあぜ道などに群生するヒガンバナは、日本では曼殊沙華(まんじゅしゃげ)とも呼ばれてあまりよいイメージがないかもしれません。でも、近年は群生地が観光地化するほど大人気。朱赤以外の園芸品種や、ヒガンバナ以外のリコリスとしてキツネノカミソリやナツズイセンなどにも注目してみましょう。

ヒガンバナ

キツネノカミソリ

初夏から初霜が降りるまで咲きつづける ダリア

開花期:6~11月(真夏は花が休みがち)
草丈:20~180㎝

シンプルでかわいらしい一重咲きから、ゴージャスなデコラティブ咲き、ユニークなカクタス咲きなど、多彩な花形と花色の園芸品種があります。長い開花期を誇りますが、初夏より秋によく咲いて見事です。ただし、寒さに弱いため地面が凍るところでは球根を掘り上げ、春にまた植えつけます。

飛び出るように咲く花が視線をひきつける コルチカム

開花期:9~10月
草丈:10~20㎝

クロッカスに似た大きめの花が、地面から直接咲き出して、草丈は低いものの目立ちます。葉は早春から伸びて梅雨ごろまで茂りますが、暑さとともに消え、秋に花だけが開花。球根はテーブルの上に置いておくだけでも咲きます。

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