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【贈答のマナー】お中元、お歳暮、お祝いを渡すときのしきたりとは? 50代から心得ておきたい常識

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更新日

マチュアリスト編集部

主な贈答の意味と送り方

お中元・お歳暮 

お中元は夏の、お歳暮は暮れのごあいさつ。目下の人から目上の人に贈るのが基本。お中元は7月初旬から7月15日くらい(月遅れのお盆までに贈ればいいという地域も)。お歳暮は12月上旬から下旬です。

・赤白蝶結びののし紙または短冊
・海産物のときはのしはなし

陣中見舞い・楽屋見舞い 

陣中見舞いは仕事、スポーツなどでがんばっている人への激励の贈り物。発表会などでは「楽屋御見舞」とします。陣中見舞いには食べ物や飲み物など、楽屋見舞いにはやはりちょっとつまめる食べ物や花を。初日または期間中に。

・赤白蝶結びののし紙(のし袋)

お礼 

文字どおり、お世話になった人へのお礼。表書きは「粗品」「御礼」。目下の人へは「寸志」も使います。

・赤白蝶結びののし紙(のし袋)

お年賀・お年玉 

年始のあいさつの手土産、親戚などの子どもへ渡す金品

・赤白蝶結びののし紙(のし袋)
・お年玉はポチ袋、お年玉用の袋

お祝い 

誕生から長寿のお祝い、金婚式などの結婚記念、受賞、叙勲、新築、開店、開業、昇進、栄転、定年など、おめでたいこと全般。当日か、事前にお渡しするのがしきたりです。遅れてしまったときには、「遅くなりましたが」と一言添えて。

・繰り返したいお祝いは赤白蝶結びののし紙(のし袋)
・一度きりのお祝いは赤白結びきりののし紙(のし袋)

お返し

お見舞いやお祝いをいただいたときに返礼として贈るものです。現状のおつき合いを続けていきたい場合、いただいた金額の3分の1から半額を目安に返し、儀礼的なおつき合いをやめたいときには礼状だけに。

・繰り返したいお祝いのお礼は赤白蝶結びののし紙(のし袋)
・快気祝いなど、一度きりにしたいことでは赤白結びきりののし紙(のし袋)


※この記事は『50代からの冠婚葬祭きちんとマナー』岩下宣子監修(主婦の友社)の内容をWeb掲載のため再編集しています。

※2022年10月29日に配信した記事を再編集しています。

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監修者

現代礼法研究所主宰

岩下宣子

共立女子短期大学卒業。全日本作法会の内田宗輝氏、小笠原流の小笠原清信氏のもとでマナーを学ぶ。1985年、現代礼法研究所を設立。多数の企業や公共団体などでマナーの指導、研修、講演、執筆活動を行う。NPO法人「マナー教育サポート協会」理事長。『美人のことば練習帖』(三笠書房)、『40歳までに知らないと恥をかく できる大人のマナー260』(KADOKAWA)、『書き込み式おつきあいを大切にする安心メモリー帖』(池田書店)、『冠婚葬祭マナーの新常識』(主婦の友社)など、著書、監修書多数。

共立女子短期大学卒業。全日本作法会の内田宗輝氏、小笠原流の小笠原清信氏のもとでマナーを学ぶ。1985年、現代礼法研究所を設立。多数の企業や公共団体などでマナーの指導、研修、講演、執筆活動を行う。NPO法人「マナー教育サポート協会」理事長。『美人のことば練習帖』(三笠書房)、『40歳までに知らないと恥をかく できる大人のマナー260』(KADOKAWA)、『書き込み式おつきあいを大切にする安心メモリー帖』(池田書店)、『冠婚葬祭マナーの新常識』(主婦の友社)など、著書、監修書多数。

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岩下宣子監修
主婦の友社刊

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