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【ガーデニング】チューリップの魅力満載!長くかわいく咲かせる植え方をアドバイス

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光武俊子

4月下旬~5月上旬に開花する晩生

一重晩咲きと八重晩咲き

一重晩咲きSL(シングル・レイト)は草丈が高く、切り花でもよく利用されます。‘クイーンオブナイト’や‘ビッグスマイル’があります。

八重晩咲きDL(ダブル・レイト)はSLの突然変異でボタン咲きとも呼ばれ、草丈30~40㎝と遅咲きのなかではコンパクトです。‘アンジェリケ’や‘ブルーダイアモンド’が知られます。

ユリ咲き

略号はリリーの(L)。ユリに似て花弁の先端が長くとがり、外側に反転するスマートな花形です。‘バレリーナ’や‘ジャクリーン’などがあります。

フリンジ咲き

(F)はフリルやレースのように花弁の縁に細かな切れ込みが入ります。バイカラーや八重咲きなどの品種もあります。‘パルバドス’や‘ゴリラ’などが知られます。

レンブラント系

オランダを代表する画家の名を冠した(R)は、白や黄色の花弁にモザイク状の絞りが入ります。この模様はモザイク病に特有ですが、現在出回っている品種は安全なものです。‘レムズフェイバリット’など。

レンブラント咲き

パーロット咲き

パーロット(P)とはオウムのことで、花弁縁に入る切れ込みやねじれがオウムの羽を思わせます。花色も微妙な凝ったものが目立ち、‘フレミングパーロット’や‘シルバーパーロット’があります。

パーロット咲き

ビリディフローラ系

略号(V)は花弁に緑色の筋が入る美しい花色。花形もほっそりしてスマートで、ユリ咲きやパーロット咲きに重なることもあります。‘スプリンググリーン’や‘ナイトライダー’が知られます。

チューリップはやはり4月下旬~5月上旬に開花する晩生の品種が多いのですが、中生や早生の品種と取り混ぜれば長く楽しめます。紹介した略号は球根のネームタグにはたいがい記載されているので、2文字目のEが早生、Lが晩生と覚えておくだけでも役立つのでは。

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