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72歳 元ミス日本 伊藤千桃さんの暮らし方「生きる軸ができていれば、お金がなくても平気です」

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マチュアリスト編集部

あるもので工夫し無駄を省くことを愉しむ

ダイニングのテーブルには立派な夏みかんが山のように盛られていた。
「たくさん採れたので、今日はゼリーとピールを作ってみました。夏みかんの皮のゆで汁は、床磨きに使える天然のワックスになるんですよ」

伊藤さんが、山菜や野草などのまわりにある植物に関心をもち始めたのは、子どもたちが巣立って自分の時間がもてるようになった頃。

「図書館に通って植物について書かれた本を読んでいるうちに、美容や食事、健康法などを試してみたくなって。びわやドクダミの葉でお茶を作ったり、ユキノシタで化粧水を作ったり。四季折々の草木で試作を重ねるうちに、作るものがどんどん増えて、今に至ります」

葉山の自然で育った生命力の強い薬草や果実を日本酒に漬けブレンドした自家製の化粧水。

夏みかんさえあれば、おやつの時間も充実

皮も実も余すところなく使える夏みかん。しぼり汁はサラダドレッシングに加えることも。

清涼感のある見た目とお味【夏みかんゼリー】

夏みかんは実をほぐし、スプーンで粗くつぶす。粉寒天はダマやムラになりやすいので水に加えて中火でとかし、火を止め、夏みかんを加えて冷やし固める。酸味の加減に応じて砂糖はお好みで。

チョコレートをかけてギフトにも【夏みかんピール】

表面をたわしでこすり洗いしてからむいた皮を、3回ゆでこぼして一晩水に浸けておく。翌日、再度ゆでこぼして砂糖を加え、汁けがなくなるまで煮る。網の上に並べ、乾いたらグラニュー糖をまぶす。

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