私らしく生きる 50代からのマチュア世代に

人気記事ランキング 連載・特集

コンパクトな【ノンフライ調理家電】3選。油を使わずに揚げ物が作れる! 家電のプロ・神原サリーさんおすすめ

公開日

更新日

恩田貴子

ライフステージの変化や、体や心のゆらぎを日々実感するマチュア世代。そんな大人の暮らしをより豊かで快適にしてくれるアイテムを、家電のプロ・神原サリーさんがナビゲート。第12回は「ノンフライ調理家電」3点をご紹介します。

こちらもどうぞ。神原サリーの「神家電」

油を使わずに揚げ物が作れたり、総菜の温め直しがおいしくできたりと、ヘルシー&ラク家事を叶えてくれるうれしいアイテム、ノンフライ調理家電。日本の家電界に登場したのは、今から10年ほど前。フィリップスのノンフライヤーが発売され、大ブームを巻き起こしました。

「ただ、当時のものはサイズがかなり大きくて、日本のキッチンだとちょっと置き場所に困る感じだったんです。そんなこともあり、徐々にブームは収束していったのですが、実は最近、再びブームの兆しが。そのきっかけとなったのが、2019年に発売されたレコルトの『エアーオーブン』。初めて見たときは本当にびっくりしました。『こんなに小さいの⁉』って。『エアーオーブン』はA4サイズほどのスペースがあればラクに置ける大きさで、重さも3kgほど。その設置性のよさが多くの人の心をつかんだことで、ノンフライ調理家電の人気が再燃した気がしますね」

ここであらためて、ノンフライ調理家電の仕組みを紹介すると……。

「ノンフライ調理家電の仕組みは、ヒーターの熱をファンで対流させ、食材全体を熱風で包み込むように一気に加熱するというもの。加熱によってしみ出た食材自体の油が揚げ油の役割をするから、油を使わなくてもサクサクの揚げ物が作れるというわけです。火を使わないので、調理中もつきっきりでいなくてOK。安心、安全に使える点も、うれしいポイントです」

気になるお手入れは、調理に使うバスケットや網は水洗い。本体内部はふきんやキッチンペーパーなどで拭くだけ、というモデルが多いそう。

「お手入れも簡単なので、揚げ物だけでなく、ぜひ総菜の温め直しにも気軽に使ってみてくださいね。フライや天ぷらなどの総菜はレンジで温めるとベチャッとしてしまいがちだけど、ノンフライ調理家電なら5~10分程度で衣がサクサクに復活。おいしく簡単に温め直しができますよ」

レコルト「エアーオーブン」

クリームホワイト(W)

「発売からしばらくたちますが、他のモデルに浮気をしないファンが多いのが、レコルトの『エアーオーブン』。実は私もその1人なのですが、変わらぬ人気の秘密はやはりおいしさ。こちらで作った唐揚げは、衣はカリッと香ばしく、中はしっとりジューシー。取材や撮影で試作した唐揚げをスタッフのみなさんにふるまうと、必ず『揚げていないなんて思えない!』と驚かれるほど。

肉や魚、野菜のグリルも得意ですが、中でも『これは助かる!』と思ったのが焼き魚。フライパンで焼くのとは違い、途中で上下を返す必要がないから身崩れせず、焼き上がりもふっくら。

『エアーオーブン』は、今回ご紹介する3点の中ではいちばん容量が大きく、3人分くらいまでの調理なら大丈夫。バスケットと内網は、食洗機でも洗えます」

冷凍フライドポテトをそのままバスケットに入れ、200度に予熱した「エアーオーブン」で15分ほど加熱。まるでたっぷりの油で揚げたような、カリカリホクホクの仕上がりに。

オプションパーツ「2ウェイラック」(2750円)を購入すれば、上段で焼き物、下段で揚げ物など、上下で別の料理が作れて時短に。さらに付属のステンレス製の串を使って、焼き鳥などの調理も楽しめる。

オプションパーツ「インナーポット」(2750円)は、汁気のある煮物やグラタンなどの調理に便利。フッ素樹脂コーティングが施されているため焦げつきにくく、ケーキやパン作りにもおすすめ。

「エアーオーブン」RAO-1 全2色 
サイズ:約212×270×266mm 重量:約3.1kg 最大容量:約2.4ℓ 
温度調整:80〜200度 タイマー:~60分 消費電力:1200W 

9900円 

レコルト ☎︎03-6804-5538
https://recolte-jp.com/products/air-oven/

レッド(R)

PICK UP 編集部ピックアップ