【きゅうり】の保存方法。たくさん手に入ったらどうする？ 新鮮なまま食べるには？
旬のきゅうりがたくさん手に入ったら、無駄にすることなくおいしく食べ切りたいですね。初夏から秋にかけては、露地栽培もののきゅうりが出回ります。生のままサラダや酢の物に使うほか、いため物などに使ってもおいしく食べられます。料理研究家の沼津りえさんに保存方法を教わりましょう。
常温保存
常温で保存できる期間は4日間ほどです。高温にならず、通気のいい場所で。収穫後も追熟が進み、果肉がやわらかくなります。
冷蔵保存
ポリ袋に入れて、空気を抜いたら、口をしっかりしばります。冷蔵庫で1週間。
干したものを冷蔵で
塩を振らず、そのまま1日天日干しにすれば水分がほどよく抜けます。水分が抜けているので塩もみせず、そのまま調理ができて便利。干したものは、塩いためがおすすめです。ほかに白あえも。
冷凍保存
種とわたをとり、食べやすい大きさに切って冷凍を。冷凍するとシャキシャキ食感はなくなりますが、青くささは弱まります。
冷凍したきゅうりは酢の物がおすすめ。お酢効果がビタミンＣの酸化をおさえます。
解凍方法
もともと水分の多い野菜なので、冷凍室からとり出したら放置せず、すぐに使用することでおいしく食べられます。冷凍したものをしばらくおいておくと、べちゃべちゃになってしまうので注意を。
しなびたきゅうりをおいしく食べる
うっかり放置して、しなびてしまったきゅうり。でも捨てなくても大丈夫です。生食ではなく、火を加えることで独特の食感になり、おいしく食べられます。しょうゆ漬けなどの漬物にも向いています。
冷凍きゅうりで、簡単冷や汁
材料と作り方（1人分）
①青じそ2枚、みょうが1/2個はせん切りにする。
②ボウルにすり白ごま大さじ1、削り節1.5g、みそ大さじ1/2を入れ、水1カップを少しずつ加えながら、まぜ合わせる。
③薄切りにした冷凍きゅうり1/4本分、①、へたをとったミニトマト2個とともに②を加え、まぜ合わせる。
④冷蔵室でよく冷やす。
※この記事は『食材保存大全』沼津りえ著（主婦の友社）の内容をWeb掲載のため再編集しています。
※2022年10月21日に配信した記事を再編集しています。
★あわせて読みたい★
【ピーマン】の保存方法。シワシワにさせず長くもたせるには？ 苦味をおさえるには？ 【肉類】の保存方法。トレーのまま冷凍してない？ 肉のうまみや栄養を逃さないコツ 【トマト】の保存方法。鮮度を保ってうまみもアップする一石二鳥のコツ
