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【マチュア世代の美容医療】シミの5タイプとは?タイプに合った治療を受けないと「逆に濃くなってしまうので要注意!」

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植田晴美

3 肝斑

女性ホルモンのバランスが乱れやすい30~50代に多くみられるシミ。境がはっきりとしないもやっとしたシミで、「くすみ」とも表現されます。両頬、鼻背などに左右対称に現れることが多く、直下に骨がない瞼(まぶた)に現れることはほとんどありません。 肝斑はホルモンの影響などで、色が濃くなったり薄くなったりしますが、何もしなければ自然に消えることはありません。

<主な施術>
★飲み薬
★低出力のレーザー
老人性色素斑に効果のあるQスイッチレーザーを肝斑に照射すると、悪化することがあります。そのため治療の基本は飲み薬(トラネキサム酸、シナール、ユベラなど)となり、レーザー治療をする場合はピコトーニングなど、低出力のものを使います。

「たとえば当クリニックの場合、経過を診ながら3カ月間トラネキサム酸とシナールを飲んでもらいます。その後、1カ月間休薬をして、そこで治療が終了となる人もいれば、さらに飲み薬を継続する人、低出力のレーザー治療を行う人など、治療の流れは患者さんによって異なります」(岡部医師)

「“飲み薬でシミが消えるの?”と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、1カ月弱で効果を実感される方もいらっしゃいますよ。また“他院で勧められた施術を受けたら、肝斑が悪化してしまった”と、ご相談にいらっしゃる患者さんも少なくありません。シミの中でも肝斑はとてもデリケートなので、適切な治療をすることが大事です」(設楽看護師)

4 そばかす

鼻や頬周りに散らばるパラパラとした細かなシミ。幼児期にでき始め、紫外線の影響で濃くなることがあります。シミの色は比較的薄いことが多く、輪郭がぼんやりとしているのが特徴です。

<主な施術>
★フォトフェイシャル 
フォトフェイシャルはさまざまな波長の光を放出する機器です。その光エネルギーは、肌トラブルのもととなっているメラニンや毛細血管に反応して、シミ・くすみや赤ら顔を改善します。

施術後、シミが一時的に濃くなる、細かなかさぶた状になる場合がありますが、時間の経過とともに落ち着いてきます。

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