私らしく生きる 50代からのマチュア世代に

人気記事ランキング 連載・特集

【マチュア世代の美容医療】シミの5タイプとは?タイプに合った治療を受けないと「逆に濃くなってしまうので要注意!」

公開日

更新日

植田晴美

5 ADM(後天性真皮メラノサイトーシス)

肌の深い層(真皮層)にできたシミで、原因は紫外線、ホルモンの乱れ、遺伝など。目の下あたりやこめかみにできやすく、他のシミが茶色や茶褐色なのに対して、色はくすんだグレーっぽい色をしていることが多いでしょう。

<主な施術>
★Qスイッチレーザー(ルビーレーザー、YAGレーザーなど)
Qスイッチレーザーを使用しますが、ADMの場合は肌の深い層に働きかけたいので、より高出力で照射します。1回で満足できるほど改善する人もいれば、数回繰り返したほうがいい人もいます。

異なるタイプのシミが混在していることも多いマチュア世代

シミの種類と施術法について簡単に説明しましたが、治療経験が豊富な医師でないと、どのタイプのシミなのか正確に見分けるのは困難です。またマチュア世代になると、「老人性色素斑と肝斑の両方がある」など、異なるタイプのシミが混在していることも少なくありません。

「老人性色素斑と肝斑、両方のシミがある場合は、まず肝斑を改善させてから、レーザー治療をするのが一般的ですね。またどのタイプのシミも紫外線の影響で悪化します。シミが薄くなったからと安心せず、治療後もオールシーズンしっかりと日焼け止めを使いましょう。また肝斑は肌をこすることで悪化するので、洗顔時も顔をタオルでふくときもゴシゴシこすらないようにしてください」(岡部医師)

★あわせて読みたい★

初めての美容医療で失敗しないために。覚えておきたい5つのコツ 【マチュア世代の美容医療】良心的なクリニックの見分け方とは?これだけは覚えておきたい! 50代に多い悩み、いぼやほくろ、眼瞼下垂。保険治療と自費診療、どちらを選べばいいの?【マチュア世代の美容医療】
監修者

どうたいクリニック美容皮膚科院長・慶應義塾大学形成外科専任講師

岡部圭介

静岡県浜松市出身。2004年 慶應義塾大学医学部卒業。2014年 同大学大学院医学研究科博士課程修了(医学博士)。同大学形成外科助教を経て、2016年から慶應義塾大学形成外科専任講師。専門は先天性顎顔面疾患の手術治療、きずの治療など。
【所属学会】日本形成外科学会(専門医・指導医)、日本創傷治癒学会(評議員)、日本創傷外科学会(専門医)、瘢痕・ケロイド治療研究会(理事)、日本再生医療学会、日本褥瘡学会、血管生物医学会

静岡県浜松市出身。2004年 慶應義塾大学医学部卒業。2014年 同大学大学院医学研究科博士課程修了(医学博士)。同大学形成外科助教を経て、2016年から慶應義塾大学形成外科専任講師。専門は先天性顎顔面疾患の手術治療、きずの治療など。
【所属学会】日本形成外科学会(専門医・指導医)、日本創傷治癒学会(評議員)、日本創傷外科学会(専門医)、瘢痕・ケロイド治療研究会(理事)、日本再生医療学会、日本褥瘡学会、血管生物医学会

監修者

どうたいクリニック美容皮膚科看護師長

設楽敦子

北里大学看護学部卒。北里大学病院中央手術室に11年間勤務。出産・子育てを経て、どうたいクリニック入職。韓国の美容医療事情にも精通している。

北里大学看護学部卒。北里大学病院中央手術室に11年間勤務。出産・子育てを経て、どうたいクリニック入職。韓国の美容医療事情にも精通している。

PICK UP 編集部ピックアップ