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【しょうが】の保存方法。鮮度を保っていつでも薬味に活用するには

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沼津りえ

しょうがは料理に欠かせない香味野菜。でも気づいたら、カビが生えていたり、黒ずんでいたりして残念だったことはありませんか。上手に保存して長もちさせたいですね。料理研究家の沼津りえさんにおいしさをキープする保存方法を伺いましょう。しょうが特有の辛みはジンゲロールという成分によるもので、加熱や乾燥によって、血行促進作用を持つショウガオールに変化します。

常温保存

まるごとのしょうがは常温で、保存期間は5日間が目安です。

冷蔵保存

しょうがをキッチンペーパーに包み、ポリ袋に入れ、冷蔵保存を。

冷蔵の保存期間は2週間が目安です。

冷凍保存

冷蔵の場合と同様に、キッチンペーパーに包み、ポリ袋に入れ、冷凍します。
保存期間の目安は1カ月です。

冷凍も生も、食感と味はほとんど変わりありません。栄養価もキープされます。辛みは、生のものよりも少なめになります。

解凍方法

冷凍したしょうがは室温に30秒ほどおいておくと、包丁で簡単に切ることができるようになります。サクッと切りやすく、すりおろすのも簡単にできます。香りも強いでので、そのまま料理に使用を。

天日干し

薄切りにして、ざるに並べ、天日干しで2日間。しょうが湯、汁物、紅茶などに使えます。干すことで加温効果がアップします。

干したしょうがは冷蔵で半年が保存期間の目安です。

薄切りにして、ざるに並べて天日干しを。

1日半干して乾燥させた状態。

カビが生えたらどうすればいい?

白カビが部分的に発生している場合は、大きめに切り落とせば、残りの部分が使用可能です。青カビ、黒カビ、ピンクのカビの場合は、体に悪い影響があるので、使用しないほうがいいでしょう。

皮はむいたのほうがいいの?

皮の近くが最も香りが強くて、辛み成分も強いので、皮はむかずに使いましょう。スプーンなどで汚れをそぎ落とす程度にします。

冷凍しょうがで、砂糖漬け

冷凍しょうが300gは室温に30秒〜1分おき、包丁で薄切りにする。
なべに水4カップときび砂糖200gとともに入れて中火にかけ、煮汁が半量になるまで煮詰め、保存びんに入れる。

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※この記事は『食材保存大全』沼津りえ著(主婦の友社)の内容をWeb掲載のため再編集しています。
※2022年10月21日に配信した記事を再編集しています。

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