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名書店員に聞く【おすすめの本】3選。「宮崎本大賞」受賞の極上の物語&遊べる一冊

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ゆうゆう編集部

田中さんおすすめ【宮崎ゆかりの本】3冊

『木曜日にはココアを』

青山美智子/著
宝島社文庫 704円

川沿いに佇む喫茶店「マーブル・カフェ」。そこで出された1杯のココアから始まり、東京とシドニーをつないでいく12の物語。1つの物語から次の物語へと登場人物が次々にリンクして、読後は幸せな気持ちに。

「ココアから人の縁がつながり、最後には人の命を救う物語。普段本を読まない方にも読んでいただきたい、第1回宮崎本大賞受賞作です」

『本日のメニューは。』

行成 薫/著
集英社文庫 638円

今日も町のご飯屋さんで笑って、泣いて、食べよう。熱々のおいしい料理とそれを取り巻く人間ドラマに、食欲も涙腺も刺激される極上短編集。

「コロナ禍で苦しむ飲食店の応援の意味も込めて、第2回宮崎本大賞に選ばれました。食をテーマに自然と面白さが伝わってくる作品集で、読んだ後はおなかがすいて食事に行きたくなります」

『やっちょっど! 宮崎すごろく』

監修/松永修一 イラスト/榊 あずさ 作/ヒムカ出版編集部
ヒムカ出版 1650円

宮崎県内の全26市町村を巡るすごろく。各地の神話や祭り、実在の侍など、時空を超えてさまざまな舞台やキャラクターが65マスに登場する。

「地元の出版社が出した本で、付録の宮崎すごろくBOOKには神話解説なども。楽しみながら宮崎への理解が深められ、子どもの教材としても人気です。店舗で毎年、年末年始にキャンペーンを実施しています」

※この記事は「ゆうゆう」2021年10月号(主婦の友社)の内容をWEB掲載のため再編集しています。

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