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「天国の階段」を久々に一気見!「涙の貴公子」クォン・サンウ。男性の涙でこれほど泣いたのは初めて!16~22話【韓国ドラマ】

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marumi

2人が最期の場所に選んだのは、やはりあの海辺。「どこに行く?」と問うソンジュに、チョンソの答えは「天国。そこは苦しみも、悲しみも、別れもない世界なの」。ソンジュは「一緒に行けなくてごめん。僕を忘れるな。チョンソ、サランヘ(愛してる)」……。天国の階段を一人上っていくチョンソを抱き締め、ソンジュは静かに語りかける。サッド・エンドに大号泣!

主要人物を演じた3人が流す涙がひたすら美しく、切ない。

まず、チェ・ジウ。困難に見舞われたり、感極まると、瞳にみるみる涙がたまり、宝石のようなしずくがはらりと頬を伝う。顔をゆがめることのない美しい泣き顔。子ども時代を演じたパク・シネが監督から「目をつぶらずに涙を流して」と指示されて苦労したそうだが、それを難なく演じてみせるチェ・ジウこそ、「涙の女王」と呼ばれるにふさわしい。チェ・ジウが涙を流すたびに視聴率がアップしたのは有名なエピソードだ。

でも、筆者がもっともらい泣きしたのは、クォン・サンウ演じるソンジュの涙。「涙の貴公子」の切ない眼差しからこぼれる涙が自然で純粋で、胸に刺さる。しかも、バックに流れるOST「ポゴシプタ(逢いたくて)」が超名曲。男性の涙でこれほど泣いたのは初めてかも。みっともない、とは言わせない説得力がある。

実は、一番心を揺さぶられたのが、テファの「献身」。兄として、男として、チョンソの幸せだけを願い、決して実ることのない究極の片思いを貫いたテファ。チョンソに角膜を提供するため、両手で目を覆って交通事故を起こし、命を絶つシーンは鬼気迫るものがあった。このシーンのあと、カットがかかっても15分ほど泣いていたというテファ役のシン・ジョンヒョン。スタッフも涙が止まらなかったという。

チョンソという女性に「ストレートな愛」を捧げたソンジュ、「無償の愛」を捧げたテファ。応援するならソンジュ? テファ?で意見が分かれるだろう。でも、天国で再会したとき、きっとチョンソとソンジュは、テファに感謝を伝えるはずだ。『天国の階段』のキーパーソンは、間違いなくテファだった。

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