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【ブギウギ】名作の良い香りを漂わせてスタート!男性アナウンサーが語りを務めるのはなんと17年ぶり!

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田幸和歌子

1日の楽しみは、朝ドラから! 数々のドラマコラム執筆を手がけている、エンタメライター田幸和歌子さんに、NHK連続テレビ小説、通称朝ドラの楽しみ方を毎週、語っていただきます。毎朝元気をもらえる作品になりそうな「ブギウギ」が始まりました。より深く、朝ドラの世界へ!

【ブギウギ】名作の良い香りを漂わせてスタート!男性アナウンサーが語りを務めるのはなんと17年ぶり!

「ブギウギ」第4回より(C)NHK

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「東京ブギウギ」で知られる歌手・笠置シヅ子をモデルにした、趣里主演のNHK連続テレビ小説(通称「朝ドラ」)『ブギウギ』。

花田鈴子(福来スズ子)が小さな銭湯「はなの湯」の看板娘から“ブギの女王”と呼ばれるスター歌手となっていくオリジナルストーリーの第1週目は、BK(NHK大阪放送局)名作朝ドラや、近年のNHKプレミアムドラマの名作などの良い香りを漂わせる内容となっていた。

愛情深い母・ツヤ(水川あさみ)と、ツヤと映画と酒が大好きな父・梅吉(柳葉敏郎)に大事に育てられた鈴子(澤井梨丘)は、銭湯に集まるお客さんたちの前で大好きな歌を披露する日々。ある日、「アホのおっちゃん」(岡部たかし)が毎日タダで風呂に入りに来る理由として、10万円を落としたと言い、タダ風呂に入ったのが「はなの湯」第1号の客で、お礼として看板を作ってくれた話をツヤから聞く。「義理と人情」と語るツヤに、すぐに感化され、夢中になるのが、いかにも子どもで、いかにも主人公だ。

そこから自ら「義理と人情」を実践しようと思い立ち、親友・タイ子(清水胡桃)の恋を応援すべく奔走する。それは本人の気持ちを無視した傍迷惑なお節介だが、アクシデントもあり、思いを伝えることができたタイ子。その思いは実らなかったが、鈴子の親切に感謝するタイ子はすごく大人だ。と同時に、鈴子のような猪突猛進型ヒロインにとっての良き相棒である。

小学校卒業が近づき、進路を考える中、銭湯を手伝うつもりだった鈴子に、タイ子は「花咲少女歌劇団」に行くことを勧める。それぞれ家庭の事情もある中、鈴子のお節介がタイ子にもうつってきたか。そこから鈴子は両親に花咲少女歌劇団に行きたいと話すと、なんと両親は大賛成。主人公の夢を両親が喜んで応援するのは朝ドラでは珍しいパターンだが、どうやら鈴子には出生の秘密があるようで……。

しかし、自信満々で終えた花咲少女歌劇団入団試験の合格発表に、鈴子の番号はなかった。信じられない思いで激しく落ち込む鈴子だが、それ以上に落ち込んで、ツヤ子にドヤされ、追い出されたのが梅吉。

そんな梅吉が道頓堀の「梅丸少女歌劇団」の募集チラシを見つけたことから、ショックで寝込んでいた鈴子はすぐに起き上がり、父と共に梅丸少女歌劇団のレビューを観に行くことに。

しかし、試験日の勘違いにより、試験はすでに終わっていた。しかし、そこで鈴子は諦めずに粘り、試験日間違いに気づいて菓子折りを持ってやってきたツヤも一緒になって、1曲だけ歌わせて欲しいと頼み込む。そして、それを聴いた林部長(橋本じゅん)が、入団を認める。

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