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【大奥】正弘(瀧内公美)が最期の瞬間も満足したように見えたのは、夢を託すべき家定(愛希れいか)に出会えたから

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田幸和歌子

そんな正弘を見かねた瀧山は、正弘を外へと連れ出す。すると、そこにはすっかり元気になった家定の姿が。馬を乗りこなす家定を見て、正弘は驚きつつ、愛しい娘でも見るかのように頬を緩める。

家定は、今度は私がそなたの身代わりを務めるから、じっくり治して戻ってこいと声をかけるが、正弘は「身代わりは阿部のお役目」と返す。病になってから、なぜ私がと恨んでばかりだったという正弘。しかし、やっとその答えが分かったという。

「私はそもそも上様を生かすための者にございました。ありがとうございました、上様! 私と巡り会ってくださって。思い切り空を飛ばせてくださって」

青沼と同じく、志半ばで命を落としたはずの正弘。しかし、どちらも最期の瞬間は満足して迎えたようにも見える。その理由は、自分の人生の意味を見つけられ、自分の夢を託すべき人に出会えたからなのではないだろうか。

SNS上では、「家定と正弘の関係好きすぎる。これ以上の忠義はない」「正弘の生きた意味は家定や瀧山に受け継がれていくんだな」といった声が上がっていた。

また、中には「カステラが大奥の影響で完全にトラウマになりつつある」と作中で度々毒を盛られがちなカステラに注目する声も。

ますます加速するお世継ぎ争いに、次週も波乱の予感。

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