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【後編】「お金が貯まらない人」の10のあるある習慣|ファイナンシャルプランナー・深田晶恵さんがアドバイス

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ゆうゆう編集部

あるある⑨ 月にいくら使っているか、支出を把握していない

⚫︎子どもたちが独立し夫婦2人になって、もうそんなにお金はかからないからと、家計簿をつけるのをやめました。(山田さん・62歳)

⚫︎クレジットカードの明細を久々に確認したところ、身に覚えのない引き落としが! 調べると3年前に最初の1カ月が無料で登録していた音楽系のサブスクでした。一度も聞いたことがないのにお金だけ毎月880円払い続けてきたことが悔しい。しかも、解約しようにも方法がよくわからなくて……。(Jさん・58歳)

⚫︎電車に乗るのも、コンビニや駅ビルでの買い物もほとんど電子マネーを使用。しかもオートチャージなので「いつもお金持ち」気分です。料金はクレジットカードから引かれています。明細は、紙ではなくネットで見るのですが、IDと暗証番号を暗記していないので、めったに見ることもなく……。現実を知るのが恐ろしいです。(サチコさん・55歳)

あるある⑩ 夫婦間の連携がうまくいっていない

⚫︎家計は夫が管理していて、毎月生活費だけ渡されています。預貯金がいくらあるのか知らなかったのですが、あるとき、夫が散財していて、わが家にはほとんど老後資産がないことがわかって大ショック。(Wさん・57歳)

⚫︎夫婦共働きで、生活費(食費は妻、その他水道・光熱費などは夫)は夫婦共通の口座に入れていますが、その他は各自の口座で管理しています。夫の収入も貯蓄額も知りません。自分の口座のお金はお小遣い気分で使ってしまい、なかなか増えません。(YOUさん・58歳)

【深田さんのアドバイス】「内緒と不干渉」夫婦にはお金が貯まりません

自分のお金なのに、収支から目をそらしている人も少なくない。⑨や⑩の習慣はまさにそれ。

「現実から目をそらし続けていられるうちはいいけれど、ある日突然ガーンとショックを受けることになります。その前にちゃんと確認しなくては。細かく家計簿をつけるのは面倒でも、ある程度の予算を決めてその中で暮らす努力は必要です」

マチュア世代こそ、夫婦の連携が今まで以上に重要だと言う。

「お金が貯まらないのは『内緒と不干渉』が原因です。定年などで生活が変わるタイミングで、夫婦で話し合いましょう」

※この記事は「ゆうゆう」2023年12月号(主婦の友社)の内容をWEB掲載のために再編集しています。

取材・文/神 素子

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